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今日の
長田弘の名言
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8月29日
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1.
名詞とは逆に、動詞がだんだん貧しくなっている。
ありあまる名詞ばかりの世にはばかる動詞は、一つだけだ。
名詞の次に「する」をくっつけた動詞だ。
つまり、名詞があらわしていることをするという動詞だ。
言葉のほとんどが、ただもう名詞でしかなくなっている。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
2.
無くなったものなしには、何もないだろう。
わたしたちをつくったのは無くなったものだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
3.
いちばんつまらない人間だって
結構、偉大なものさ──
そいつを愛するのにも、人間の
一生じゃとても短すぎる──
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
4.
子どもの本になくてはならない三つのもの──「古くて歳とったもの」「小さいもの」「大切なもの」。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
5.
ことばは感情の道具とはちがう。
悲しいということばは、
悲しみを表現しうるだろうか?
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
言葉というのはその言葉で伝えたいことを伝えるのではない。
むしろ、その言葉によっては伝えられなかったものがある、言い表せなかったものがある、どうしてものこってしまったものがある、そういうものを同時にその言葉によって伝えようとするのです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
7.
大きな樹は、いま在るどんな存在より、ずっと長い時間を生きてきた。
樹は時間の肖像なのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
8.
世界の真ん中で、
或る日、誰かが叫んだのである。
「孤独な者だけが悪い!」
すると、誰もが、
孤独であることを、
致命傷のように感じたのだ。
以来、わたしたちは、
生き方を誤ってきたのである。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
9.
空の色は記憶にしかとどめることはできないのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
10.
ひとは大人になって、高さを忘れる。
平行になじんで、垂直を忘れる。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
11.
平和とは(平凡きわまりない)一日のことだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
12.
日々にあってひとを活かしているのは、
どうということもないものだ。
日々を横切る明るい無名の一瞬の記憶なのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
13.
ここにいない人と話すこと。
死者と語らうこと。
黙って、語らうこと。
黙って語らうというのは、いまここにいない人にむかって、問いかけるということです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
14.
特別なものは何もない、だからこそ、特別なのだという逆説に、わたしたちの日々のかたちはささえられていると思う。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
15.
碁石が相対するものの目前に置かれるように、詩という言葉は、相対するものの目前に置かれます。
それは孤独な言葉ではなく、相対する言葉、一対一の言葉です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
16.
口に出して言ってみるまでは、
そうだとじぶんでもおもっていない。
口に出して言ってみたばかりに、
その言葉をじぶんで追いかけるのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
17.
まず旅があり、そのあとに旅の話がある。
しかし、旅の経験をきめるのは、じつは旅そのものでなくて、旅のあとの旅の話だ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
18.
われを忘れがちなものを密かに叱呼する、こんな落書き一つ、このごろは見かけることがなくなった。
「右を見よ、左を見よ。
そんなにきょろきょろするな」
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
19.
旅の話をするというのは、どんな旅をしたかと語るということだ。
それは、旅のあと、旅の経験へむかって、もう一ど旅をするということだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
20.
夕陽を眺めて、
むだなことばの要らない時間を静かに過ごす。
夏の日には、
暮れなずむ景色の遠くに、
夕陽を、こころゆくまで眺めたい。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
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