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今日の
日本の文豪の名言
☆
5月14日
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1.
この世でもっとも深い愛を、感謝するにも及ばないほど当然だと、子供に思わせるためにのみ、母というものは子に必要である。
(
川端康成
)
2.
精神を凌駕することのできるのは
習慣という怪物だけなのだ。
(
三島由紀夫
)
3.
いい宝石は泥土に投げ捨て、火の中へ燻(く)べても固有の輝きを失わない。
(
谷崎潤一郎
)
4.
なんとなく好きで、その時は好きだとも言わなかった人のほうが、いつまでもなつかしいのね。
忘れないのね。
別れたあとってそうらしいわ。
(
川端康成
)
5.
似た顔の人を、どこでも捜すようになったら、あなたの恋はもう引き返せない。
(
芥川龍之介
)
6.
みなさまが野辺をそぞろ歩いておいでの時には、
(私は)蝶にでもなって、
お袖のあたりに戯(たわむ)れまつわりましょう。
(
樋口一葉
)
7.
死滅しない物とは何か。
自然であり、美である。
(
武者小路実篤
)
8.
恋愛もまた完全に行われるためには何よりも時間を持たねばならぬ。
(
芥川龍之介
)
9.
この世の中では、他人から見て、可笑しくないほど深刻なことは、あんまりないと考えてよろしい。
人の自殺だって、大笑いのタネになる。
荷風先生の三千万円かかえての野垂れ死にだって、十分、他人にはユーモラスである。
(
三島由紀夫
)
10.
(雲雀(ひばり)は)のどかな春の日を鳴き尽くし、鳴きあかし、又鳴き暮らさなければ気が済まんと見える。
その上どこまでも登って行く、いつまでも登って行く。
雲雀は屹度(きっと)雲の中で死ぬに相違ない。
登り詰めた揚句(あげく)は、流れて雲に入(い)って、漂うているうちに形は消えてなくなって、只(ただ)声だけが空の裡(うち)に残るのかも知れない。
(
夏目漱石
)
11.
自分に誠実でないものは、
決して他人に誠実であり得ない。
(
夏目漱石
)
12.
何かにつけて青春が未来を喋々(ちょうちょう)するのは、ただ単に彼らがまだ未来をわがものにしていないからにすぎない。
何事かの放棄による所有、それこそは青春の知らぬ所有の秘訣だ。
(
三島由紀夫
)
13.
男の嫉妬の本当のギリギリのところは、体面を傷つけられた怒りだと断言してもよろしい。
(
三島由紀夫
)
14.
程よい怠けは生活に風味を添える。
(
梶井基次郎
)
15.
美は考えるものではない。
一見して直に感ずる事の出来る、極めて簡単な手続きのものだ。
(
谷崎潤一郎
)
16.
自分でも何かのお役に立つのだ。
このことは喜びである。
この喜びは自分の一生が無意味でないことを示している。
このことを幸福に感じるのである。
(
武者小路実篤
)
17.
この世で生きてゆくということは、損得勘定じゃあない。
短い一生なんだ、自分の生きたいように生きるほうがいい。
(
山本周五郎
)
18.
馬鹿なものは独身の間は結婚した時のよろこびを空想し、結婚すると独身の時のよろこびを空想する。
(
武者小路実篤
)
19.
古人は神の前に懺悔した。
今人は社会の前に懺悔している。
(
芥川龍之介
)
20.
嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。
(
夏目漱石
)
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