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今日の
小林秀雄の名言
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9月6日
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1.
美は芸術作品の成立条件に関する
どのような精密な分析によっても
得られるものではなく、
作品に対している僕等が
一(ひと)目で感得する或(あ)るものである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
現代人は何かにつけ、
現実暴露が、
聡明な人間の特権の様な顔をしているが、
暴露された現実には、
もはや人間の影がなくなっているという事は、
あまり気にかけない様である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
事実や行動にかまけていては、
独創も発見もないであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
長い年月を生き長らえた言葉の
なんという簡明、なんという率直。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
今日まで自分が生きて来た事について、
その掛け替えのない命の持続感というものを持て。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
どうか、柔軟な心という言葉を誤解してくれない様に。
これは、確固たる意志と決して抵触するものじゃない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
中天にかかった満月は五寸に見える、
理論はこの外観の虚偽を明かすが、
五寸に見えるという現象自身は
何等(なんら)の錯誤も含んではいない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
近年名前をつけるなどという事は、
真面目に考えられていない。
而(しか)もこれが不健全な事とは誰も考えていない。
町名などさっさと変えて、
一向省みない。
町名は歴史の体を現すという考えはもうない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
政治家には、
私(わたくし)の意見も私の思想もない。
そんなものは、政治という行為には、
邪魔になるばかりで、何の役にも立たない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
社会のあるがままの錯乱と矛盾とを
そのまま受納する事に堪える個性を強い個性という。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
一度起こって了(しま)った事は、
二度と取り返しが付かない、
とは僕等が肝に銘じて承知しているところである。
それだからこそ、
僕等は過去を惜しむのだ。
歴史は人類の巨大な恨みに似ている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
(独創的・個性的な仕事をなすような自己とは)
心理学が説明出来る様なものでもなし、
倫理学が教えられる様なものでもあるまい。
ましてや自己反省という様な空想的な仕事で
達せられる様なものではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
だんだんと自分の周囲に見付かる馬鹿の人数を増やすというやり方、
実に芸のないやり方だが、
ただそういうやり方一つで
世人はせっせと利巧になる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
才能の錬磨が、才能の玩弄(がんろう)に落ちない事は、
先(ま)ず稀有(けう)だと言っていい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
経験によって強く頭に閃(ひらめ)く考えというものを、
展開させ育て上げようとする人は
実に少ないものだ。
経験が、その都度(つど)教える考えの閃きは、
その時その時の感想となって
消費されて了(しま)う。
宝石が磨かれないで捨てられて行く様なものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
一(ひと)口に知ると言うが、
僕等は、
何を知るか知る相手に応じて、
いろいろ性質の違った知り方を、
実際にはしているものだ。
己れを知ったり友人を知ったりする同じ知り方で、
物質を知ったり天文学を知ったりしているわけではない。
肝に銘じて知るのが一番確実な相手なら、
肝に銘じて知るわけであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
(人間の)自然の情は
不安定な危険な無秩序なものだ。
これをととのえるのが歌(=短歌)である。
だが、言葉というもの自体に
既にその働きがあるではないか。
悲しみに対し、これをととのえようと、
肉体が涙を求めるように、
精神はその意識を、その言葉を求める。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
己れを棚に上げた空論が、己れの姿をかくしている時、そういう時にこそ、作家は各自が手をつくして、その宿命、その可能性、その欲望を発見しようと努める可(べ)きである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
何故(なぜ)人間は、
実生活では、
まるで違った個性の間に知己(ちき)が出来る事を見乍(なが)ら、
(書物の世界に入ると)
彼の思想は全然誤っているなどと
怒鳴り立てる様になるのだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
整然たる秩序のなかに、
どんなに厳正に表現された哲学体系も
表現者の人間臭を離れられぬ。
歴史の傀儡(かいらい)、
社会の産物たる個人の影をひきずるものだ。
哲学が文学に通ずるのは、
この影に於(お)いてのみである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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