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今日の
小林秀雄の名言
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9月5日
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1.
あんまり本が多過ぎる、
だからこそトルストイを、
トルストイだけを読み給え。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
罪という言葉、罰という言葉を発明せざるを得なかった個人と社会との奇怪な腐れ縁。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
忍耐とは、
癇癪持(かんしゃくもち)向きの一徳目ではない。
私達が、抱いて生きて行かねばならぬ一番基本的なものは、
時間であり、
忍耐とは、時間の扱い方だ。
時間に関する慎重な経験の仕方だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
私は慧眼(けいがん)に眺められて
まごついた事はない。
慧眼の出来る事は
せいぜい私の虚言を見抜く位が関の山である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
批評精神の赴(おもむ)くところ、
消えないものはない
と悟るだろう。
最後には、
諸君の最後の拠(よ)りどころ、
諸君自身さえ、
諸君の強い批評精神は消して了(しま)うでしょう。
そういうところまで来て、
批評の危険を経験するのです。
自分にとって危険であると悟るのです。
そういう体験のなかで、
批評という毒が創造の糧(かて)に変ずる機会があるのです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
例えば悲しみを堪え難いと思うのも、
裏を返せば、これに堪えたい、
その「カタチ」を見定めたい
と願っている事だとも言えよう。
捕らえどころのない悲しみの嵐が、
おのずから文(アヤ)ある声の「カタチ」となって
捕らえられる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
人の有るが儘(まま)の心は、
まことに脆弱(ぜいじゃく)なものである
という、疑いようのない事実の、
しっかりした容認のないところに、
正しい生活も正しい学問も成り立たぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
こうあって欲しいという未来を理解する事も易しいし、
歴史家が整理してくれた過去を理解する事も易しいが、
現在というものを理解する事は、
誰にもいつの時代にも大変難しいのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
男にはとてもかなわないと女は言うが、
それはほんの世俗的な意味で言うので、
腹の底では男なんかなめているに相違ない、
と男は感じているのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
本当に都会人の心をもった人だけが
今日(こんにち)の都会に生きる事のつらさを
一番よく知っているだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
人々はピカソの提示する形象の不安と謎とに、
われ知らず、誘われている。
彼の絵に隠された心理的な問題性を直覚している。
ピカソの作品が
見る人々を、
暗黙のうちに、直(じか)に動かす
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
批評文を書いた経験のある人たちならだれでも、
悪口を言う退屈を、
非難否定の働きの非生産性を、
よく承知しているはずなのだ。
承知していながら、一向やめないのは、
自分の主張というものがあるからだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
私という人間を一番理解しているのは、母親だと
私は信じている。
母親が一番私を愛しているからだ。
愛しているから
私の性格を分析してみる事が無用なのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
転向の理論という様なものはない。
現代人は、理論が信念を生むという妄想から逃れ難い。
転向とはこの深い妄想から覚める事であり、
理論の編成替えではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
人間は自己を視る事から決して始めやしない、
自己を空想する処(ところ)から始めるものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
「春風の花を散らすと見る夢はさめても胸の騒ぐなりけり」(西行)
この歌を美しいと感ずる限り、
私達は、めいめいの美的経験のうちに、
空即是色(くうそくぜしき)の教えを感得しているわけではないか。
美しいと感ずる限りだ、
感じなければ縁なき衆生(しゅじょう)である、
まことに不思議な事であります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
凡(すべ)ては永久に過ぎ去る。
誰もこれを疑う事は出来ないが、
疑う振りをする事は出来る。
いや何一つ過ぎ去るものはない積もりでいる事が、
取りも直さず僕等が生きている事だとも言える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
人間は才能の無いところでは失敗しないが、
才能の故につまずくと言われるが、
何も人間には限らない。
主義でも思潮でもそういう傾向がある。
人生を解釈する上に非常に便利な思想というものは、
その便利さで身を滅ぼす。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
或(あ)る人の素質とは、
その人自身にも決して明瞭な所有物ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
自分は絶望の力を信じている。
若(も)し何かが生起するとすれば、
何か新しい意味が生ずるとすれば、
ただ其処(そこ)からだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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