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今日の
小林秀雄の名言
☆
4月15日
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1.
どのような史観であれ、
本来史観というものは、
実物の歴史に推参する為の
手段であり、道具である筈(はず)のものだが、
この手段や道具が精緻になり万能になると、
手段や道具が、当の歴史の様な顔をし出す。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
批評精神は、
与えられた対象を、先(ま)ず破壊する事から始める。
よろしい、対象は消えた。
しかし
自分は何かの立場に立って
対象を破壊したに過ぎなかったのではあるまいか、
と批評して見給え。
今度はその立場を破壊したくなるだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
本能的に危険を避ける肉体は
常に平衡を求めている。
満腹の後には安眠が来る様に出来ている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
往年の烈(はげ)しい知識欲や好奇心を想い描いてみると、
それは、自分と書物との間に介在した
余計なもののように感じられる。
それが取り除かれて、
書物との直(じか)な、尋常で、自由な附合(ふごう)の道が開けたような気がしている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
今日(こんにち)可愛がられている批評家の言葉が、
人手から人手に渡り歩き、
どんなに一銭銅貨の様によごれている事か。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
精神の自由は眼に見えない。
黙々としと個人のなかで働いているし、
またそれは個人にしか働きかけない。
精神の自由を集団的に理解する事は出来ない。
そういう事実が、実は、
文化の塩となっているの。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
いまは学問が好きになるような教育をしていませんね。
だから、学問が好きという意味が全然わかっていないのじゃないかな。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
独創は本来、珍奇なものでも、華やかなものでもない、心を傾けて自分の資質が表現出来れば、
いつも独創的表現になるのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
「人の道はいかなるものぞ」という哲学的問い、
この本質的に非合理と言ってもいい問いを、
心の中心部に抱いていないような人間は、
正常で健全な人間なら、あり得ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
恋愛によって、自己が発見できる。
自分というものがわかってくるし、
ふだんねむっている理知が、
恋愛によってめざめてくるよ。
だから、恋人たちは才能がある、なんていわれるんだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
女は俺の成熟する場所だった。
書物に傍点をほどこしてはこの世を理解して行こうとした俺の小癪(こしゃく)な夢を一挙に破ってくれた。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
例えば「心の貧しきものは幸いなり」というキリストの言葉は、
驚く可(べ)き率直が、極端な逆説となって現れた典型であり、
又真の逆説の困難を語るお手本みたいなものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
その人の性格とは、
その人の言葉を語る、一瞬も止まる事なく独特な行動をする
その人の肉体全体を指す。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
文芸とは飽くまで血肉の科学であって、
世の転変と共に、文芸の意匠を異(こと)にしたというのも、
その時々を生きた肉体に即した表現であったが為(ため)だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
青春は空費されたのか、
恐らくそうだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
誰も、
身に降りかかる乱世に、
乱心を以(もっ)て処する事は出来ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
人間が人間を客観的に観察するという様な事を、
僕はあまり信ずることが出来ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
私は所謂(いわゆる)慧眼(けいがん)というものを恐れない。
ある眼があるものを唯一つの側からしか眺められない処(ところ)を、
様々な角度から眺められる眼がある、
そういう眼を世人は慧眼と言っている。
つまり恐ろしくわかりのいい眼を言うのであるが、
わかりがいいなどという容易な人間能力なら、
私だって持っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
棺桶に片足をつっ込むというような言葉は、
決して机上からは生まれなかった。
経験が生んだものだ。
これは面白い言葉だ
などと青年が言ったら滑稽でしょうが、
この言葉が味わえぬような老年は
不具な老年と言っていいでしょう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
現代文化の最大の弱点は、
簡単明瞭な事実の深さがわからないところにある、
と言ってもいい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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