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今日の
小林秀雄の名言
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1月11日
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1.
愛する事と知る事とが、全く同じ事であった様な学問を、
私達現代人は、余程努力して想像してみなければ、
納得しにくくなっている。
一冊の書物を三十年間も好きで通せば、
ただの好きではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
政治家には、
私(わたくし)の意見も私の思想もない。
そんなものは、政治という行為には、
邪魔になるばかりで、何の役にも立たない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
詩人が詩の最後の行を書き了(おわ)った時、
戦(たたかい)の記念碑が一つ出来るのみである。
記念碑は竟(つい)に記念碑に過ぎない、
かかる死物が永遠に生きるとするなら、
それは生きた人が世々を通じて
それに交渉するからに過ぎない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
人間が人間の事しか笑わないというのは、
人間が人間達と一緒に暮していなければ笑わないという事だ。
一人っきりで笑う奴はない。
思い出し笑いとは二人で笑う事である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
男は、未だ女を知らないうちは、
自分の心のうちに女性恐怖の本能があるなどという事は
決して解(わか)らない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
自己宣伝の一番栄えるのは、
人が己れを失った時に限る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
後にも先きにも唯一回限りという出来事が、
どんなに深く僕等の不安定な生命に繋(つなが)っているかを
注意するのはいい事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
自由は、
人間の最大の憲章であるが、又、
最大の重荷でもあり、
これに関する意識の苦痛とは、
精神という剣の両刃(もろは)の様なものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
私の実感から言えば、
ゴッホの絵は、
絵というよりも精神と感じられます。
私が彼の絵を見るのではなく、
向こうに眼があって、
私が見られている様な感じを、
私は持っております。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
一般に
若い頃に旺盛だった読書熱というものを、
年をとっても持ちつづけている人は
まことに少ない。
本を読む暇がなくなったという
見易いことには
誰でも気が付くが、
本というものを進んで求めなくなって了(しま)った
自分の心には、
なかなか気が付かぬ。
又、気が付き度(た)がらぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
到底言葉で言い現すことは出来ぬ。
だが、これを言葉にしなければならぬ。
そこに詩人の本当の技巧がある。
苦しみがある。
そういう苦しみを通じないと、
詩人は決して存在に肉迫することは出来ぬ。
従って言葉は物とならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
どんなに人の名前というものを見くびったって、
やがて、それは
先(ま)ず人間そのものを見くびらなければ、出来ない事だ
と合点するようになる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
一(ひと)口に知ると言うが、
僕等は、
何を知るか知る相手に応じて、
いろいろ性質の違った知り方を、
実際にはしているものだ。
己れを知ったり友人を知ったりする同じ知り方で、
物質を知ったり天文学を知ったりしているわけではない。
肝に銘じて知るのが一番確実な相手なら、
肝に銘じて知るわけであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
自惚れだって
手をつかねて生ずるものではない、
自惚れだって
学んで得るのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
作品から思想許(ばか)りを血眼になってあさっている態の評論は、
見た眼がどんなに痛烈にみえようが、
所詮(しょせん)お上品な仕事だ。
作者の臭いとこにも痛いとこにも触れはしない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
美が欲しいのではない、
生理的快感が欲しいのだ。
何物も教わりたくはない、
ただすべてを忘却したいのだ。
時間を、神経を消費したいのだ。
見たくはないのだ。
酔いたいのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
思い出が、
僕等を一種の動物である事から救うのだ。
記憶するだけではいけないのだろう。
思い出さなくてはいけないのだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
自分は充分に孤独であると思っている者であっても、
人々と共にいなければ
孤独ではない。
人間はみなそうだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
考えるとは、
物に対する単に知的な働きではなく、
物と親身に交わる事だ。
物を外から知るのではなく、
物を身に感じて生きる、
そういう経験をいう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
科学知識の普及が
肉体的努力を軽減するとともに
知的努力を節約させてくれるのはいいが、
そういう事は、いつも
人間的才能を機械的才能に代置するという
危険な作業のうちに行われているのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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