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今日の
本・書物に関する名言
☆
11月7日
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1.
書庫にある本を全部読んだのかと、
よく客人に聞かれる。
残らず開いてみたことは確かだと、
たいていは答える。
(
アルベルト・マングェル
)
(
Alberto Manguel
)
2.
本を読んでいるうちに、
本のつくりだす世界に没入してしまえたら、
それは大きな喜びである。
本を読んでいるうちに、
いつのまにか本をはなれて、
自分なりの空想を勝手に発展させることができたら、
これまた大いに楽しいことである。
(
湯川秀樹
)
(
Yukawa Hideki
)
3.
忙しくて(本を)読むひまのない時には、
書庫に入っていろいろな書物を取り出してただその背を撫でてみる。
それだけでも私には十分楽しいのである。
こうして書物に親しむことを私は好む、
それによって一見して善い本と悪い本とを区別する勘とでもいったものが養われる。
(
三木清
)
(
Miki Kiyoshi
)
4.
古本市をのぞいて、
懐かしい本を見て、おもわず手にとる。
その懐かしさを誘うのは、
その本の言葉より、
しばしばその本のもつ雰囲気だ。
たった一冊の本であっても、
その一冊のもつ雰囲気のなかに、
過ぎた時代の雰囲気がのこっていることがある。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
5.
出版社は
多くの本を赤字覚悟で出している。
売れないとわかっている作家にも
仕事を依頼し、
原稿料や印税を支払う。
なぜか。
それは未来への投資なのだ。
(
東野圭吾
)
(
Higashino Keigo
)
6.
若い時分には、
読みだした本をおしまいまで読まないのが悪事であるような気がしたのであるが、
今では
読みたくない本を無理に読むことは第一できないし
また読むほうが悪いような気がする。
(
寺田寅彦
)
(
Terada Torahiko
)
7.
(現実を)一度にまるごと掴みたいという願いは、
どんな時代でも、
人間の底に潜んでいるものである。
それが潜んでいるために、
私たちは、
大思想家の書いた立派な書物に出会うと、
それが現実の全体の隅々まで照らしてくれるかのように考えてしまう。
(
清水幾太郎
)
(
Shimizu Ikutarou
)
8.
人類の歴史から考えれば、
本もスマホも、
「ひとを夢中にさせるもの」としては新参者。
たとえば縄文時代とかには、
「あいつ、どんだけドングリが好きなの?」と、
眉をひそめられるひともいただろう。
(
三浦しをん
)
(
Miura Shion
)
9.
本というのは奇妙な商品で、
買う側の選別性が高い。
あれがないならこれでいい
というわけにはいかない。
(
池澤夏樹
)
(
Ikezawa Natsuki
)
10.
残暑の一日が暮れた夕方、
窓を開いて微風(そよかぜ)を納(い)れ、
蚊遣火(かやりび)を焚(た)いて
明るい電燈の下に落ち着いて書物をひもとけるということは、
しかしながらまことに有り難くもったいないことである。
(
湯川秀樹
)
(
Yukawa Hideki
)
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