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今日の
春の俳句・川柳
☆
6月10日
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1.
青葉闇(あおばやみ)無我とは山の巌(いわお)かな
(
有村王志
)
2.
あるがまま雑草として芽をふく
(
種田山頭火
)
3.
春の虹となりの家も窓ひらく
(
大野林火
)
4.
コキコキと首の骨鳴る 古稀の春
(
伊丹啓子
)
5.
堰(せき)きれば野川(のがわ)音ある霞かな
(
下村槐太
)
6.
亀鳴くやひとりとなれば意地も抜け
(
鈴木真砂女
)
7.
而(しこう)して以下同文と卒業す
(
福神規子
)
8.
春山や鳶(とび)の高さを見て憩(いこ)ふ
(
飯田蛇笏
)
9.
鯉の背におたまじやくしの乗りそこね
(
深見けん二
)
10.
落椿(おちつばき)とはとつぜんに華やげる
(
稲畑汀子
)
11.
ぜんまいが疑問符つくる島の道
(
秋元不死男
)
12.
田の神に供へられある若菜かな
(
山田六甲
)
13.
蝶遊ぶ壊れつづけるこの国に
(
篠崎央子
)
14.
生きかはり死にかはりして打つ田かな
(
村上鬼城
)
15.
裏がへる亀思ふべし鳴けるなり
(
石川桂郎
)
16.
たんぽぽのぽぽともえ出る焼野(やけの)かな
( 友久 )
17.
声消えぬ空の雲雀(ひばり)は寒きかな
(
太田鴻村
)
18.
梅漬けて母より淡き塩加減
( 美濃部治子 )
19.
言の葉を選びてバレンタインデー
(
稲畑廣太郎
)
20.
ひと日うれし獄に尊き蝶おり来
(
秋元不死男
)
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