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よく考えてみると、いやしくも男子たるものが、たかが一家内のいざこざの為(ため)に、その全力を尽して奔走し、何か大事業でもやっているような気持で、いささか得意になっているというのは、恥ずかしい事である。
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私は恋愛の「愛」の字、
「性的愛」の「愛」の字が、 気がかりでならぬのである。 「愛」の美名に依(よ)って、 卑猥感(ひわいかん)を隠蔽(いんぺい)せんと たくらんでいるのではなかろうか とさえ思われるのである。
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