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今日の
秋の俳句・川柳
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6月8日
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1.
めいげつや座にうつくしき顔もなし
(
松尾芭蕉
)
2.
さうかもうもらつた桃は食べたのか
(
田代青山
)
3.
町中(まちなか)や列を正して赤蜻蛉(あかとんぼ)
(
小林一茶
)
4.
長き夜のところどころを眠りけり
(
今井杏太郎
)
5.
鵙(もず)のやうな辯舌(べんぜつ)蟇(ひき)のやうな顔
(
正岡子規
)
6.
鶏頭(けいとう)の素朴が好きで日が暮れて
(
三橋鷹女
)
7.
死にごろとなり桃の木に桃登る
(
折笠美秋
)
8.
月光は直線のまま水中へ
(
宇多喜代子
)
9.
洋上の一個の月を分け合いぬ
(
宇多喜代子
)
10.
栗食(は)むや若く哀しき背を曲げて
(
石田波郷
)
11.
道尽きるあたり白露(しらつゆ)ただならず
(
岡本眸
)
12.
噴水に月光しかとまじるとき
(
中村汀女
)
13.
秋風や生きのこりたる黒金魚
(
川口重美
)
14.
あざやかに昃(かげ)るを秋の喪(も)としたり
( 松澤昭 )
15.
木琴のやうなるベンチ涼新た
(
田代青山
)
16.
山の灯の星にまぎるる宵の秋
(
角川源義
)
17.
夜長の燈(ひ)囲めば心通ひたる
(
稲畑汀子
)
18.
涼しさや右から左へ抜ける耳
(
岡本久一
)
19.
魔の六日(むいか)九日(ここのか)死者ら怯(おび)え立つ
(
佐藤鬼房
)
20.
そよそよや藪(やぶ)の内より初あらし
(
杉田旦藁
)
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