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ラ・ロシュフコーの名言
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201.
知恵の霊魂における作用は、健康の肉体における作用と同じである。
202.
肉体の労苦は精神の労苦を癒す。
それこそ貧乏人を幸せにする。
203.
しばしば我々は、我々の最も美しい行為をも恥ずかしく思うであろう。
それを生み出したすべての動機を人に見られたならば。
204.
人は、思っているほど不幸でもなければ、期待したほど幸福でもない。
205.
ある者はトラのようにいつでも狂暴で、残忍だ。
他のある者はライオンのように、いくらか寛大らしい外観を持っている。
またある者はクマのように粗野で貪欲(どんよく）だ。
またオオカミのように強奪をこととし、無慈悲きわまりない者もあれば、キツネのように、知恵才覚で生活し、人をだますのを商売にしている者もある。
206.
我々は時どき、自分の軽はずみを見逃させるために、先手を打って友達を軽はずみに責める。
207.
期待と不安は分かちがたい。
期待のない不安はないし、不安のない期待はない。
208.
もし我々にまったく欠点がなければ、他人のあらさがしをこれほど楽しむはずはあるまい。
209.
あまりに細心すぎるのは、繊細（の意味）を取り違えているのだ。
本当の繊細さは、確固とした細心さである。
210.
嫉妬は常に恋と共に生まれる。
しかし必ずしも恋と共には滅びない。
211.
我々が小さな欠点を認めるのは、大きな欠点を持っていないと、人に信じさせるためである。
212.
つきあいには親切心が無くてはならぬ。
ただし、それには限度が必要である。
度を超えれば、親切心は屈従となる。
少なくとも物事にこだわらない親切心が必要である。
213.
信頼こそ才知よりも交際を深める。
214.
人は嫉妬するのを恥じるが、嫉妬したことがあるということや、嫉妬できることを誇りに思う。
215.
相手の張った罠に落ちたふりをしてみせるくらい、巧妙を極めたずるさはない。
216.
過ちを犯してもそれを苦にしない者ほど、たびたび過ちを犯す者はない。
217.
真の友とは手に入れたものの中で最も大切なものだが、手に入れようとするものの中では、最も力を入れないものだ。
218.
自分の心の中に安静を得られないのであれば、他のところに安静を求めても徒労に終わるであろう。
219.
吾人(ごじん＝我々)が小過失を懺悔するは、他に大過失なき事を世人に信ぜしめんが為(ため)のみ。
220.
自分自身に対して賢明であることより、他人に対して賢明であるほうがもっとやさしい。
221.
他人にあざむかれるもっとも確実な手段は、他人よりも自分のほうが狡猾だと思うことである。
222.
話していて楽しい人が少ないのは、ほとんどの人が、明確な答えをすることよりも、自分の言いたいことに心が向いているからです。
223.
まだ驚くことがありうるということに驚く以外は、驚くべきではないだろう。
224.
哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
225.
人はしばしば弱気がゆえに強く、臆病なるがゆえに大胆である。
226.
偉大な人物の栄光は、それを手に入れるために用いた手段によって常に計られるべきである。
227.
自分の内に安らぎを見出せない時は、外にそれを求めても無駄である。
228.
物事をよく知るには、細部について知らなければならない。
229.
薬が調合されるときに、そこに毒が入るように、徳が組み合わされるとき、そこに不徳が入る。
知恵は徳と不徳をうまく調合し、それを人生の不幸に対して役に立てる。
230.
本当の親切ほどまれなものはない。
人に対して親切なつもりでいる人は、通常ただ人を喜ばせようとする心か、さもなければ弱い心しか持っていない人だ。

231.
女は初めてできた恋人をいつまでも離すまいとする。
第二の恋人が出来ないかぎり。
232.
現在自分が何を欲しているのかもはっきり分からないのに、将来自分が欲するであろうことを、どうして請け合えるだろう？
233.
恋の喜びとは恋することだ。
我々は相手に抱かせた恋心よりも、いま自分が抱いている恋心によって幸せなのだ。
234.
人間には、たくらんだ裏切りより、心弱きがゆえの裏切りのほうが多いのだ。
235.
エスプリ（＝エスプリ精神）の欠点は顔の欠点と同じで、年をとるほどひどくなる。
236.
一方の疑念は他方の欺瞞を正当化する。
237.
人は往々にして恋愛を去って野心に赴(おもむ)くが、野心から恋愛に立ち戻ることはほとんどない。
238.
金(かね)に目もくれない人はいくらもいるが、金の与え方を心得ている人はほとんどいない。
239.
女性は初めての恋愛では愛する人に恋するが、その後の恋愛では恋に恋する。
240.
他人に理を見出そうと思わなくなるときは、既に自分にも理はない。

241.
罪悪でありながら、その輝きや、その数や、その極度のために無罪となるものがある。
それのみか、栄誉となるものすらある。
だからこそ、公の盗みが有能とたたえられ、無法に諸州を奪うことが征服と称される。
242.
適当に語るには多くの技巧を要するにしても、黙っているのにも、それ以上の技巧が必要である。
243.
我々が一方の人たちの栄誉を讃(ほ)めるのは、他方の人たちのそれをけなすためである。
244.
不徳がわれわれのもとを立ち去ると、われわれは自分の方から不徳を棄てたと信じて得意になっている。
245.
女は永くその最初の人を守っている。
ただし、第二の人ができない限りは。
246.
我々は、
我々と同意見の人でなければ、
分別ある人とはまず言わない。
247.
忠告ほど気前よく人に与えるものはない。
ただし、裁判所だけは例外、無断では行われない。
248.
善の究極は悪であり、悪の究極は善である。
249.
害徳の名誉は、これから手に入れなければならない名誉の担保である。
250.
最も微妙な賢明は、最も微妙な愚かさにもなり得る。

全部で、250件
　
　
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ランダム名言コーナー
1.
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがいのないこの道ではないか。
（ 松下幸之助 ）
2.
人間はめいめい孤独で、しかも善で、しかし集団となると狂気のように互いにいがみあう。
これはどうしようもないことだ。
それぞれの運命に耐えてゆくよりしかたない。
（ 山本周五郎 ）
3.
人間は自分の恋していた時のことを思い出すと、そのあいだには何一つ起こらなかったような気がするものだ。
（ フランソワ・モーリアック ）
4.
よいことをして、しかも中傷される、それは立派なことだ。
（ ドイツの格言 ）
5.
（言葉の）キャッチボールの最初としては、
まず話を聞いたとき、
とにかく共感の言葉を発することが肝心である。
（ 『「できる人」の話し方』 ）
6.
あしたのことより、今日だよね。
あしたのことで悩むより、今日を気が済むように終わらせよう。
あしたは所詮あしたなんだからさ。
（ MAYA MAXX ）
7.
失敗のフォローはむずかしい。
しかし、それをみごとにやり遂げることができれば、あとはどんなむずかしい仕事もたいていはこなせるようになるのだ。
（ 斎藤茂太 ）
8.
他人に対するイライラの種は、自分にない良い部分と、自分にもある嫌な部分である。
（ ながれおとや ）
9.
非暴力は暴力よりも無限に優れているし、許すことは処罰するより遥かに男らしい。
（ マハトマ・ガンジー ）
10.
自分のなすべきことを知り、それに向かって進みなさい。
後戻りしてはなりません。
（ グル・ルー ）
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