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今日の
長田弘の名言
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8月25日
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1.
現在のなかにあって、記憶はみえないものでしかないかもしれない。
しかし、一人のわたしをいま、ここにつくっている生きられた経験が記憶なので、わたしたちはほんとうは、いま、ここに記憶と現在の二つの時間を、同時に生きています。
(
長田弘
)
2.
この国(=日本)のはじめた戦争にとってまっさきに明らかだったことが、そもそも戦争に必要なものをこの国は何一つもっていないという簡明な事実です。
(
長田弘
)
3.
素晴らしいものは、誰のものでもないものだ。
「風と砂塵のほかは、何も残らない」
砂漠の歴史の書には、そう記されている。
(
長田弘
)
4.
人の価値観を育むもの、支えるもの、確かにするものとしての風景のなかに身をおくということ、風景のひろがりのなかでじぶんの小ささを思い知るということが、いつか見失われてしまっている。
(
長田弘
)
5.
どうして、わたしたちは
騒々しくしか生きられないのか?
(
長田弘
)
6.
「疲れた」ではじまる話はよそう。
(
長田弘
)
7.
言葉にならないということは、言語絶するということではない。
言葉にだしたら嘘になってしまうということです。
(
長田弘
)
8.
詩は一人のわたしの、世界の感じ方、読み方を、ちょうど碁石を碁盤に置くように、そこに置く言葉です。
そこというのは、相対するものの目前に、ということです。
(
長田弘
)
9.
ときには、木々の光りを浴びて、
言葉を深呼吸することが必要だ。
(
長田弘
)
10.
どんなことも「面白い」「つまンない」という、二つのことばですまそうと思えばすんでしまうというようなことは、けっして豊かなことではありません。
(
長田弘
)
11.
ふだんは気づきもしないが、確実にそこにある何か、何かとしかいえないような何かが、毎日の暮らしのなかにある。
けれども、もしこうあるべきだという考えを先に立てて毎日の暮らしをふりかえっても、そうした何かは、きっと掴(つか)まえることができない。
(
長田弘
)
12.
体験というのは、理解しあおう、正解をだしあおうというようなしかたで継承してゆくものでも、継承できるものでもないんですね。
(
長田弘
)
13.
キオクヲ ソダテルノハ コトバ デス
(
長田弘
)
14.
「読む本」「読むべき本」が、本のぜんぶなのではありません。
本の大事なありようのもう一つは、じつは「読まない本」の大切さです。
(中略)「本の文化」を深くしてきたものは、読まない本をどれだけもっているかということです。
その本をそれまで読んだことがない。
にもかかわらず、その本を読んで、「私」という人間がすでにそこに読みぬかれていたというふうに感じる。
のぞむべき本のあり方はそうであり…(後略)
(
長田弘
)
15.
本を読むということは、その内容や考えを検索し、要約するというようなこととはちがいます。
それは本によって、本という一つの世界のつくり方を学ぶということです。
(
長田弘
)
16.
自分にとってかけがえのないものが教えてくれるのは、
もっとも身近なものこそ
もっとも気づかれない、
もっとも大切なものだという秘密です。
(
長田弘
)
17.
世界はわたしたちのものではない。
あなたのものでもなければ、他の
誰かのものでもない。
(
長田弘
)
18.
この世の人生のおおくは辛い。音楽は
誰のものでもある幸福な言葉であるべきだ。
(
長田弘
)
19.
石(=墓石)に最小限の文字を刻みこむように、記憶に最小限のことばを刻むことは、いまでも詩人の仕事の一つたりえているだろうか。
(
長田弘
)
20.
思いだすことも、旅することだ。
(
長田弘
)
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