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今日の
小林秀雄の名言
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12月30日
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1.
人生とは極めて真面目な芝居であり、
出来るだけ上手に芝居をしようとする努力が
人生そのものだと言えよう。
俳優は勿論(もちろん)、見物(=観客)もこの努力に参加している。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
音楽は
ただ聞こえて来るものではない、
聞こうと努めるものだ。
作者の表現せんとする意志に
近付いて行く喜びなのです。
どういう風に近付いて行くか。
これは耳を澄ますより外(ほか)はない。
耳の修練であって、
頭ではどうにもならぬ事であります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
読者も又
小説を読む事で、
自分の力で作家の創る処(ところ)に協力するのである。
この協力感の自覚こそ
読書のほんとうの楽しみであり、
こういう楽しみを得ようと努めて
読書の工夫は為すべきだと思う。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
世人(せじん)がこれ(=変わり者)を許すのは、
教養や観念によってではない、
付き合いによってである。
付き合ってみて、
世人は知るのだ。
自己に忠実に生きている人間を軽蔑する理由が
何処(どこ)にあるか、と。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
一般に
女が自分を女だと思っている程、
男は自分は男だとは思っていない。
この事情は様々の形で現れるが
あらゆる男女関係の核心に存(そん)する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
自分は絶望の力を信じている。
若(も)し何かが生起するとすれば、
何か新しい意味が生ずるとすれば、
ただ其処(そこ)からだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
自分の気質について、
誰でも、はッと合点する事がある。
青年には合点する暇はないかもしれないが、
成熟した人間は、皆、
それをやっている筈(はず)だ。
何処(どこ)で合点するか。
それは、自分の思い出のうちより他にはありますまい。
文化と呼ばれている巨人の歩みにも、
同じ事が起こっています。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
見ることは喋ることではない。
言葉は眼の邪魔になるものです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
俺に入用なたった一人の友、
それが仮に君だとするなら、
俺の語りたいたった一つの事とは
もう何事であろうと
大した意味はない様である。
そうではないか。
君は俺の結論をわかってくれると信ずる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
独創的に書こう、
個性的に考えよう、
などといくら努力しても、
独創的な文学や個性的な思想が出来上がるものではない。
あらゆる場合に自己に忠実だった人が、
結果として独創的な仕事をしたまでである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
俺のして来た経験の語り難い部分だけが、
今の俺の肉体の何処(どこ)かで生きている、
そう思っただけで
心は一杯になって了(しま)うのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
現代人は、
あの人は偉い人かも知れないが、もう古い、と考え、
古いかも知れないが偉い人だとは考えたがらないのである。
古典という言葉の意味は、
後の方の考え方からしか生きて来ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
私は本は勉強以外には読まぬ覚悟をしています。
(中略)作品を勉強の為に読むとすれば、必定(ひつじょう)、
作品を通じて作家の心に推参したいと願います。
作家の個性的な心情を、
或(あるい)は個性的な体系を
明らかにしてくれない様な作物(さくぶつ)は、
私には、何の興味もありません。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
いまは学問が好きになるような教育をしていませんね。
だから、学問が好きという意味が全然わかっていないのじゃないかな。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
重ねて来た実験経験をたのみに、
若い者を虐待する。
その実、経験などはとうの昔に忘れているのだ。
虎の子にしているものが、
経験から割り出した、
従って経験とは似ても似つかぬ
哲学乃至(ないし)は処世法に過ぎぬとは気がつかない、
少くとも気がつきたくない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
物を見る眼、
頭ではない、視力です。
これを養うのは
西洋のものじゃだめ、
西洋の文学でも、美術でも、
眼の本当の修練にはならない。
日本人は日本で作られたものを見る修練をしないと
眼の力がなくなります。
頭ばかり発達しまして。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
「自分で自分が解(わか)りませんの」
と言うのが好きな女がいた。
そう言う時の自分の顔付きを
鏡でよく知っているのだと白状した。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
真の逆説の源には、
つねに烈(はげ)しい率直な観察がなければならぬ、
割り切れない現実を直覚する
鋭敏な知性がなければならぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
拙(まず)く書くとは即(すなわ)ち
拙く考える事である。
拙く書けてはじめて
拙く考えていた事がはっきりする。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
(人生という芝居において)
名優と見巧者(みごうしゃ)とは、完全に協力している。
お互いに相手によって己れを律している。
相手のうちに己れの鏡を見て楽しむ。
人生の友愛は、
そういう交わりを重ねる以外、
何処(どこ)に生まれ得ようか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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