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今日の
小林秀雄の名言
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12月5日
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1.
好きなことがむずかしいというのは、
むずかしいことが好きにならなきゃいかんということでしょう。
たとえば野球の選手が、だんだんむずかしい球が打てる。
やさしい球を打ったってつまらん。
投手もむずかしい球をほうるようになる。
やさしいことがつまらぬ、
ということは、たれにもあります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
交際が親密になれば、その中で
名前は生き生きとして来る。
名前を呼んだだけで、
その人が眼前に髣髴(ほうふつ)として来る。
何故(なぜ)か。
答えられるなら答えてみるがいいのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
私は本は勉強以外には読まぬ覚悟をしています。
遊びたい時には
外(ほか)の事をして遊びます。
凡(およ)そ、本を読むなどという
とぼけた、愚劣な遊びは
御免なのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
性善説は、
古ぼけた説とも、素朴な説とも思われない。
人間は、他人とともに生きねばならず、
生きるとは他人を信頼する事だ、
そういう智慧(ちえ)には、
社会教育による後天的なものと考えるには、
余り根本的なものがある。
自然は
肉体に健康を授けた様に、
精神にそういう智慧を授けた様だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
他人を傾聴させる告白者は、
(自分自身を守ろうとはせず)
人々の間に自己を放とうとするであろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
忍耐とは、
癇癪持(かんしゃくもち)向きの一徳目ではない。
私達が、抱いて生きて行かねばならぬ一番基本的なものは、
時間であり、
忍耐とは、時間の扱い方だ。
時間に関する慎重な経験の仕方だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
己れの何物たるかを
はっきりとは合点出来ない事が、
僕等の生きるに必要な条件かも知れない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
例えば秋声(=徳田秋声)とか白鳥(=正宗白鳥)とかいう人々が
今も昔乍(なが)らのものを書いていて
やはり人を引きつけるものを持っているのは、
ああいう人々は
自然主義的ものの見方と一緒にもう一つのもの、
一口に言えば現実の冷い作家たる観察眼をもっている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
理論と実践、という言葉が戯言(ざれごと)に終わらぬ事は
極めて稀(まれ)である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
書かなければ何も解(わか)らぬから
書くのである。
文学は創造であると言われますが、
それは解らぬから書くという意味である。
予(あらかじ)め解っていたら
創り出すという事は意味をなさぬではないか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
どんなに驚くべき歴史事件も
隈(くま)なく手入れの行きとどいた史観の網の目に捕らえられて
逃げる事は出来ない。
そういう事になると、
史観さえあれば、本物の歴史は要らない
と言った様な事になるのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
小説の面白さは、
他人の生活を生きてみたいという、
実に通俗な人情に、
その源を置いている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
絵を見るとは一種の練習である。
練習するかしないかが問題だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
美術とは鑑賞するものではない。
ともに生きともに語らう人生の友である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
考えるとは、
物に対する単に知的な働きではなく、
物と親身に交わる事だ。
物を外から知るのではなく、
物を身に感じて生きる、
そういう経験をいう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
あんまり本が多過ぎる、
だからこそトルストイを、
トルストイだけを読み給え。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
人間にとって元来
洒落(しゃれ)た実行もひねくれた実行もない、
ことごとく実行とは平凡なものだ。
平凡こそ実行の持つ最大の性格なのだ。
だからこそ名助言はすべて平凡に見えるのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
あらゆる要素が互いに混合して
実人生というものは動いているので、
他物から独立した純粋な状態という様なものは、
人間が勝手に頭のなかに描いてみない限り、
誰も実際経験してみる事は出来ないのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
どんな時代にしたって
人間としての真の確信というものを掴まえるのは、
生やさしい仕事ではないし、
ほんと言えば
青年などの手に合う仕事ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
思想の敵が反対の思想にあると考えるのは、
お目出たい限りである。
思想が闘い鍛えられるのは、
現実そのものの矛盾によってである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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