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今日の
小林秀雄の名言
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12月4日
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1.
文化問題について大風呂敷を拡げたがる人々には、
精神の自由などは
空言に聞こえるのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
精神の自由は眼に見えない。
黙々としと個人のなかで働いているし、
またそれは個人にしか働きかけない。
精神の自由を集団的に理解する事は出来ない。
そういう事実が、実は、
文化の塩となっているの。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
事件が起こったとは、
事件を直接に見た人、間接に聞いた人、
これに動かされた人、これを笑った人等々無数の人々が
周囲に同時に在(あ)るという事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
自分自身を信じているから
(私は)欲する様に欲する。
自分自身が先(ま)ず信じられるから、
私は(行為を生む事を)考え始める。
そういう自覚を、いつも燃やしていなければならぬ必要を
私は感じている。
放って置けば火は消えるからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
古典は、
年の風波(ふうは)に堪える堅牢な物体ではなく、
汲み尽くす事の出来ぬ泉だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
骨折り損のくたぶれ儲けという事がある。
これは骨さえ折れば、悪くしたってくたぶれ位は儲かる
という意味である。
現実的な骨折りをすれば、
くたぶれだって現実的な内容をもっている。
その内容はいつも教訓に溢(あふ)れている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
早く不安から逃れようとする。
新しい事件を古く解釈して
安心しようとする。
これは僕等がみんな
知らず知らずのうちにやっている処(ところ)であります。
事件の驚くべき新しさというものの正体に
眼を据(す)えるのが恐いのである。
それを見詰めるのが
不安で堪(たま)らぬのであります。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
ある普遍的な思想は
一つの切口しか持っていない様に見える。
だが、実際は
この思想を無数の色合いで受けとる
無数の人間がいればこそ、
思想は社会に棲息(せいそく)する事が出来るのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
人間の良心に、
外部から近づく道はない。
無理にも近づこうとすれば、
良心は消えてしまう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
書物が書物には見えず、
それを書いた人間に見えて来るのには、
相当な時間と努力とを必要とする。
人間から出て来て文章となったものを、
再び元の人間に返す事、
読書の技術というものも、
其処(そこ)以外にはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
批評精神の赴(おもむ)くところ、
消えないものはない
と悟るだろう。
最後には、
諸君の最後の拠(よ)りどころ、
諸君自身さえ、
諸君の強い批評精神は消して了(しま)うでしょう。
そういうところまで来て、
批評の危険を経験するのです。
自分にとって危険であると悟るのです。
そういう体験のなかで、
批評という毒が創造の糧(かて)に変ずる機会があるのです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
転向の理論という様なものはない。
現代人は、理論が信念を生むという妄想から逃れ難い。
転向とはこの深い妄想から覚める事であり、
理論の編成替えではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
瞑想という言葉があるが、
もう古びてしまって、
殆(ほとん)ど誰も使わないようになった。
(中略)しかし、考え詰めるという必要が無くなったわけではあるまいし、
考え詰めれば、
考えは必然的に瞑想と呼んでいい形を取らざるを得ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
重ねて来た実験経験をたのみに、
若い者を虐待する。
その実、経験などはとうの昔に忘れているのだ。
虎の子にしているものが、
経験から割り出した、
従って経験とは似ても似つかぬ
哲学乃至(ないし)は処世法に過ぎぬとは気がつかない、
少くとも気がつきたくない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
他人は当てには出来ない、
自分だけが頼りだと知った時、
人は本当に努力をし始める。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
一体老成した表現にはすべて
知らず知らずに人を引きつける強い魅力がそなわっているもので、
人が何かに酔って頭が興奮していない限り、
そういう魅力はごく自然に人を捕らえるものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
買ってみなくてはわからぬ、
とよく骨董好きはいうが、
これは勿論(もちろん)、
美は買う買わぬには関係はない
と信じている人々に対していうのであって、
骨董とは買うものだとは
(骨董)仲間ではわかりきったことなのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
中天にかかった満月は五寸に見える、
理論はこの外観の虚偽を明かすが、
五寸に見えるという現象自身は
何等(なんら)の錯誤も含んではいない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
真似は尋常な行為である。
子供は、
理解する前に、先(ま)ず真似をしなければ、
大人にはなれないし、
私達の生活の大部分は
人真似で成り立っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
美しい物を所有したいのは人情の常であり、
所有という行為に様々の悪徳がまつわるのは
人生の常である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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