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今日の
小林秀雄の名言
☆
10月18日
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1.
考える事が不得手(ふえて)で、
従ってきらいで、
止むを得ず実行家になっている種類の人が一番多いのだが、
また、そういう実行家が、
如何(いか)にも実行家らしい実行家の風をしてみせるものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
努力が必要にならなければ、
精神は決して目覚めない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
上手に語れる経験なぞは、
経験でもなんでもない。
はっきりと語れる自己などは、
自己でもなんでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
皆間違えているが、
人間が性格を持つのじゃない、
寧(むし)ろ性格の方が人間に取りつくのだ。
自分の性格なぞ気にもとめない人間に
一番よく取りつく。
無論、私には取りついているのだ、
私には、そんなものは要らないから。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
実生活は、私達に、
行動するように考え、考えるように行動する智慧を
要求して止(や)まない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
あんまり本が多過ぎる、
だからこそトルストイを、
トルストイだけを読み給え。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
「意は目に付き、心は付かざるもの也(なり)」(※宮元武蔵)、
常の目は見ようとするが、
見ようとしない心にも目はあるのである。
言わば心眼です。
見ようとする意が目を曇らせる。
だから見(けん)の目を弱く観(かん)の目を強くせよと言う。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
読者も又
小説を読む事で、
自分の力で作家の創る処(ところ)に協力するのである。
この協力感の自覚こそ
読書のほんとうの楽しみであり、
こういう楽しみを得ようと努めて
読書の工夫は為すべきだと思う。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
(人生という芝居において)
名優と見巧者(みごうしゃ)とは、完全に協力している。
お互いに相手によって己れを律している。
相手のうちに己れの鏡を見て楽しむ。
人生の友愛は、
そういう交わりを重ねる以外、
何処(どこ)に生まれ得ようか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
分析はやさしい、
視点を変える事は難しい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
複雑精緻(せいち)な理論よりも
簡単明瞭な物の道理というものが、
実は本当に恐いものなのだ。
人間だってそうだ。
単純率直な人間が恐いのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
悲劇とは単なる失敗でもなければ、
過誤でもないのだ。
それは人間の生きてゆく苦しみだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
一流の作品を鑑賞する場合、
作者側の協力が過分に働きかける処(ところ)から批評の困難は生ずるのであるが、
そういう困難を評家は実際上困難とは感じないものである。
何故(なぜ)かというと
困難に参するのが楽しいからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
肉体の病人は、
ごく軽い病人でも、健康を切望するものだが、
精神の病人は、いくら精神が腐って来ても、
それに気が付かないだけの口実は用意する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
自分は絶望の力を信じている。
若(も)し何かが生起するとすれば、
何か新しい意味が生ずるとすれば、
ただ其処(そこ)からだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
世間を渡るとは、
一種の自己隠蔽(いんぺい)術に他ならない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
私の実感から言えば、
ゴッホの絵は、
絵というよりも精神と感じられます。
私が彼の絵を見るのではなく、
向こうに眼があって、
私が見られている様な感じを、
私は持っております。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
作品とは自分の生命の刻印ならば、
作者は、どうして作品の批判やら解説やらを願う筈(はず)があろうか。
愛読者を求めているだけだ。
生命の刻印を愛してくれる人を期待しているだけだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
H2Oという水は
実験室のなかにだけ存在する様に、
例えば純粋なる人間という観念も
ある人の頭のなかにだけ存在するのです。
実際の世間には
そんな人間は一人も生きてはおりません。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
呆(ぼ)けたという特色は、
物忘れがひどくなった事ではない。
棺桶に確実に片足をつっ込んだという実感です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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