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今日の
小林秀雄の名言
☆
5月23日
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1.
H2Oという水は
実験室のなかにだけ存在する様に、
例えば純粋なる人間という観念も
ある人の頭のなかにだけ存在するのです。
実際の世間には
そんな人間は一人も生きてはおりません。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
利巧に立ちまわろうとしている人を傍らでみている位
冷々(ひやひや)するものはない、
何(なん)て間抜けだろうと思う。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
混乱した社会に生活する人々は
混乱した言葉を使っているのが
一番便利なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
諸君がどれほど沢山な
自ら実行したことのない助言を
既に知っているかを
反省し給え。
聞くだけ読むだけで実行しないから、
諸君は既に
平凡な助言には飽き飽きしているのではないか。
だからこそ
何か新しい気の利いたやつが
聞き度(た)くてたまらないのじゃないか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
生きている人間などというものは、
どうも仕方のない代物(しろもの)だな。
何を考えているのやら、
何を言い出すのやら、
仕出来(しでか)すのやら、
自分の事にせよ他人事にせよ、
解(わか)った例(ため)しがあったのか。
鑑賞にも観察にも堪えない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
イデオロギーを軽蔑する政治家はまた
大臣級の人物などという
これまた曖昧陳腐なものの力を過信している。
そして権謀術数を弄(ろう)する。
こんなことでどうして政治が能率的技術になる時があるだろうか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
人間を現実への情熱に導かないあらゆる表象の建築は
便覧(マニュエル)に過ぎない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
絵や音楽について沢山の知識を持ち、
様々な意見を吐ける人が、
必ずしも絵や音楽が解(わか)った人とは限りません。
解るという言葉にも、
いろいろな意味がある。
人間は、いろいろな解り方をするものだからです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
憎悪は一見、
感情のものであるかのように見えるが、
実は恐怖の上に織られた
複雑な観念であるのが普通であり、
意志や勇気や行動に欠けた弱者の
言わば一種の固定観念なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
作品は
現実的に死んで古典化して行くとともに
又その輪郭を明らかにして行く。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
この世に思想というものはない。
人々がこれに食い入る度合だけがあるのだ。
だからこそ、
言葉と結婚しなければこの世に出る事の出来ない思想というものには、
危機を孕(はら)んだその精髄というものが存するのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
未来も過去も観念の塊りに過ぎぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
われわれが作品を前にして、
われわれの裡(うち)に起こる
全反応、或(ある)いは生理的全過程を
冷然と眺めるのが
何が主観的なのですか。
それは純然たる客観物です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
(過去の時代の)歴史的限界性にも拘(かか)わらず、
その時代の人々が、
いかにその時代のたった今を生き抜いたか
に対する尊敬の念を忘れては駄目である。
この尊敬の念のない処(ところ)には
歴史の形骸(けいがい)があるばかりだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
宿命というものは、
石ころのように往来にころがっているものではない。
人間がそれに対して挑戦するものでもなければ、
それが人間に対して支配権をもつものでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
精神は、
単に反復を嫌うという理由から、
進んで危険に身を曝(さら)す。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
小説を創るのは
小説の作者ばかりではない。
読者も又
小説を読む事で、
自分の力で作家の創る処(ところ)に協力するのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
放心している時の時間は早く、
期待している時の時間は長い。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
愛情も憎悪も尊敬も、
いつも唯一無類の相手に憧れる。
あらゆる人間に興味を失う為には
人間の類型化を推し進めるに如(し)くはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
誰も、
各自の心身を吹き荒れる
実情の嵐の静まるのを待つ。
叫びが歌声になり、
震えが舞踏になるのを待つのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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