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今日の
小林秀雄の名言
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1月13日
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1.
僕は自分の精神の様々な可能性を
出来るなら一つ残らず追求してみたい
という不遜な希(ねが)いにかられているだけだ。
僕の精神に懐疑的な相を強いるものは
この希いだけだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
実行をはなれて助言はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
並外れた意識家でありながら、
果敢な実行家でもある様な人、
実行するとは意識を殺す事である事を、
はっきり知った実行家、
そういう人は、
まことに稀(まれ)だし、
一番魅力ある実行家と思える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
四百年も前にデカルトが
「精神には懐疑を、実行には信念を」
という一見馬鹿みたいな教えを書いた。
人々は困難な時勢にぶつかって、
はじめてそういう教えに人間の智慧(ちえ)の一切がある事を悟るのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
この世に思想というものはない。
人々がこれに食い入る度合だけがあるのだ。
だからこそ、
言葉と結婚しなければこの世に出る事の出来ない思想というものには、
危機を孕(はら)んだその精髄というものが存するのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
政治の対象は、いつも集団であり、
集団向きの思想が操れなければ、
政治家の資格はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
思想の文学化という事は、
作家達めいめいが、
人間いかに生くべきかという問題を、
驚くほどの率直さで、
文学制作の中心動機としたという事を意味するのです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
(美しい音楽を聴くと)
空想的な、不安な、偶然な日常の自我が捨てられ、
音楽の必然性に応ずるもう一つの自我を信ずる様に、
私達は誘われるのです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
どんなに精密に書かれた書物でも、
陰で作者の気質が光って居るのが覗(のぞ)けないものは
愚書だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
小説が発達するにつれて、
いろいろ小説の高級な面白がり方も発達するが、
どんなに高級な面白がり方も、
この(=他人の生活を生きてみたいという)低級な面白がり方を消し去る事は出来ないのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
人は便覧(マニュエル)によって動きはしない、
事件によって動かされるのだ。
強力な観念学は事件である、
強力な芸術も亦(また)事件である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
死は、
私の生に反した他人ではない。
やはり私の生の智慧(ちえ)であろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
(私の母親は私を)愛しているから
私の性格を分析してみる事が無用なのだ。
私の行動が辿(たど)れない事を
少しも悲しまない。
私という子供は「ああいう奴だ」
と思っているのである。
世にこれ程見事な理解というものは考えられない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
私は所謂(いわゆる)慧眼(けいがん)というものを恐れない。
ある眼があるものを唯一つの側からしか眺められない処(ところ)を、
様々な角度から眺められる眼がある、
そういう眼を世人は慧眼と言っている。
つまり恐ろしくわかりのいい眼を言うのであるが、
わかりがいいなどという容易な人間能力なら、
私だって持っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
古(いにしえ)を惜しむ感情を
純粋にし豊富にしようと努める事が
伝統というものをしっかりと体得する唯一つの道だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
忍耐とは、癇癪持ち向きの一徳目ではない。
私達が、抱いて生きて行かねばならぬ一番基本的なものは、
時間というものだと言っても差支えはないなら、
忍耐とは、この時間というものの扱い方だと言っていい。
時間に関する慎重な経験の仕方であろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
自己嫌悪とは
自分への一種の甘え方だ、
最も逆説的な自己陶酔の形式だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
例えば短歌なんかやっている方は、
日本の自然というものを実によく見ている。
眼の働かせ方の修練が出来ている
という感じを受けますが、
西洋風な詩を作る詩人のものを読むと、
みな眼が駄目です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
「意は目に付き、心は付かざるもの也(なり)」(※宮元武蔵)、
常の目は見ようとするが、
見ようとしない心にも目はあるのである。
言わば心眼です。
見ようとする意が目を曇らせる。
だから見(けん)の目を弱く観(かん)の目を強くせよと言う。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
モオツァルトは、目的地なぞ定めない。
歩き方が目的地を作り出した。
彼はいつも意外な処(ところ)に連れて行かれたが、
それがまさしく目的を貫いたという事であった。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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