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今日の
小林秀雄の名言
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1月14日
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1.
私達は、
好き嫌いの心の働きの価値を、
ひどく下落させて了(しま)った。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
死は、私達の世界に、
その痕跡しか残さない。
残すや否(いな)や、
別の世界に去るのだが、
その痕跡たる独特な性質には、
誰の眼にも、見紛(みまが)いようのないものがある。
生きた肉体が屍体(したい)となる、
この決定的な外物の変化は、
これを眺める者の心に、
この人は死んだのだという言葉を、
呼び覚まさずにはいない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
人は理智の衰弱で酔う事もある、
理智の迅速で酔う事もある。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
ある対象を批評するとは、
それを正しく評価する事であり、
正しく評価するとは、
その在(あ)るがままの性質を、
積極的に肯定する事であり、
そのためには、
対象の他のものとは違う特質を明瞭化しなければならず、
また、そのためには、
分析あるいは限定という手段は必至(ひっし)のものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
(生きている人間に比べて)
死んでしまった人間というものは
大したものだ。
何故(なぜ)、ああはっきりとしっかりとして来るんだろう。
まさに人間の形をしているよ。
してみると、
生きている人間とは、
人間になりつつある一種の動物かな。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
俺に入用なたった一人の友、
それが仮に君だとするなら、
俺の語りたいたった一つの事とは
もう何事であろうと
大した意味はない様である。
そうではないか。
君は俺の結論をわかってくれると信ずる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
男にはとてもかなわないと女は言うが、
それはほんの世俗的な意味で言うので、
腹の底では男なんかなめているに相違ない、
と男は感じているのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
詩歌とは畢(たん)に鶯(うぐいす)の歌ではない。
やがて強烈な自意識は
美神を捕えて
自身の心臓に幽閉せんとするのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
正しいが故(ゆえ)に美しい学問のなかとか、
美しいが故に正しい芸術のなかとか、或(ある)いは
日に新たな処世術のなかにさえいれば、
精神はどんなに烈しく動いても
疲れる様な気遣いはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
自信というものは、
いわば雪の様に音もなく、幾時(いつ)の間にか積もった様なもの
でなければ駄目だ。
そういう自信は、
昔から言う様に、
お臍(へそ)の辺りに出来る、頭には出来ない。
頭は、いつも疑っている方がよい。
難しい事だが、
そういうのが一番健康で望ましい状態なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
どんなに整然と組み立てられた問題でも
やがて死ぬ時が来る、
どんなにささやかな問題でも
提出された瞬間は瑞々(みずみず)しいものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
俺を支えているものは俺自身ではなく、
ただ俺の過去なのかもしれない。
俺には何の希望もないのだから。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
今日(こんにち)可愛がられている批評家の言葉が、
人手から人手に渡り歩き、
どんなに一銭銅貨の様によごれている事か。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
自分の本当の姿が見付けたかったら、
自分というものを一切見失うまで、
自己解析をつづける事。
中途で止めるなら、
初めからしない方が有益である。
途中で見付ける自分の姿は
みんな影に過ぎない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
生活の智慧(ちえ)は、
空想を好まず、
真偽の判断を、事実に基づいて行うという点では、
学問上の智慧と同じものだが、
常に行動の要求にも応じているから、
刻々に変わる現実の条件に従い、
遅疑を許さぬ、確実な判断を、
絶えず更新していなければならない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
あんまりたくさん本があるんで、
なにを読んでいいかわからない、
なんていうやつは、
一冊の本も、じっくり読めないひとにきまってるよ。
もちろん、そんなひとは
乱読だってできやしないだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
心を開いて歴史に接するならば、
(歴史上の人物を)尊敬するより他に、
僕等には大した事は出来ぬ。
尊敬する事によって、
初めて謎が解ける想いのする人物が
沢山見える筈(はず)である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
人間に(とって)一番興味ある「物」は、
人間であろうし、
一番激しい興味は、
恋愛の情にあるだろう。
恋歌は詩の基だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
俺のして来た経験の語り難い部分だけが、
今の俺の肉体の何処(どこ)かで生きている、
そう思っただけで
心は一杯になって了(しま)うのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
思い出のない処(ところ)に故郷はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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