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今日の
文章の書き方の名言
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12月16日
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1.
じぶんを呼びとめる小さな声が、どこからか聞こえて、しばらくその声に耳を澄ますということが、いつのころからか頻繁に生じるようになった。
(中略)そうした、いわば沈黙の声に聴き入るということが、ごくふだんのことのようになるにつれて、物言わぬものらの声を言葉にして記しておくということが、いつかわたしにとって詩を書くことにほかならなくなっているということに気づいた。
(
長田弘
)
2.
小説家でもエッセイストでも作詞家でも、とにかくプロの物書きになれる人は、まず自分自身を俯瞰で見つめることが出来る人だと思います。
自分が可哀想と思った時点で物語は終わる。
ネタも尽きる。
書き続けられるのは、自分自身の心でさえも他人のもののように扱える人だけだと思う。
(
及川眠子
)
3.
言葉のゆたかさというのは、たくさんの言いまわしをあれこれ揃えることではありません。
美辞麗句は言葉のゆたかさを意味しないのです。
むしろ限られた言葉にどれだけ自分をゆたかに込められるかが、言葉にとっては重要なのです。
(
長田弘
)
4.
文学は人間を知る営み。
(
長田弘
)
5.
文章の長さは女性のスカートみたいなもので、
短ければ短いほどいいが、
「肝心な部分」は覆いつくさなければならない。
( 文章の書き方の秘訣 )
6.
言葉はわたしにとってどのようにも「完全」な言葉ではありえない。
むしろ不完全な言葉が不完全な人間としてのわたしを絶えず喚起するということにこそ、わたしは言葉の力をみとめたい。
(
長田弘
)
7.
文体の第一の美点は、明晰なことである。
(
アリストテレス
)
8.
事実は、小説よりも奇なり、と言う。
しかし誰も見ていない事実だって世の中には、あるのだ。
そうして、そのような事実にこそ、高貴な宝玉が光っている場合が多いのだ、それをこそ書きたいというのが、作者の生甲斐になっている。
(
太宰治
)
9.
詩とは、地上に生息しながら空中を飛行したがっている水棲動物の日記である。
(
カール・サンドバーグ
)
10.
文学というものは、難解な自然を、おのおの自己流の角度から、すぱっと斬っ(たふりをし)て、その斬り口のあざやかさを誇ることに潜んで在るのではないのか。
(
太宰治
)
11.
小説の中に、「私」と称する人物を登場させる時には、よほど慎重な心構えを必要とする。
フィクションを、どこの国の人でも、昔から、それを作者の醜聞として信じ込み、上品ぶって非難、憫笑(びんしょう)する悪癖がある。
(
太宰治
)
12.
馬と詩人は養う必要はあるが、太らせてはならぬ。
( シャルル9世 )
13.
悲劇に必要なのは、哀れみと浄化。
(
フィリップ・シドニー
)
14.
自分にしか書けないことを書くというのは、
自分に集中するということです。
身を縮めて自分を見つめ、
自分を研究して
自分がいちばん大事に思っていること、
辛(つら)いと思っていること、
嬉しいと思っていることを書く。
(
井上ひさし
)
15.
そんなに「傑作」が書きたいのかね。
傑作を書いて、ちょっと聖人づらをしたいのだろう。
馬鹿野郎。
(
太宰治
)
16.
重要な試験を明日に控えて猛勉強中という異常事態に入り込んでくる日常、あるいは助け合い頼り合って生きている家族の日常のなかに潜む狂気。
笑劇の手法を利用してこれらを取り出し組み合わせて、人生の憂愁を微笑のうちに描くのがチェーホフのやり方だった。
(
井上ひさし
)
17.
大洋の激浪や、砂漠の暴風に対しては、どんな文学的な形容詞も思い浮ばない。
(
太宰治
)
18.
くだらない小説を書きてよろこべる
男憐(あは)れなり
初秋(はつあき)の風
(
石川啄木
)
19.
作家の一人間としての苦悩が、幽(かす)かにでも感ぜられないような作品は、私にとってなんの興味もございません。
(
太宰治
)
20.
画家と詩人は、どんな思い切ったことでもやってよい権利をいつも持っている。
(
ホラティウス
)
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