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今日の
春の俳句・川柳
☆
7月27日
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1.
麗(うらら)かや松を離るゝ鳶(うぐいす)の笛
(
川端茅舎
)
2.
新しき足袋(たび)も足駄(あしだ)も春の泥
(
久保より江
)
3.
うごくとも見えで畑(はた)うつ男かな
(
向井去来
)
4.
今日ここの花の盛りを記憶せん
(
高浜虚子
)
5.
卒業歌ひろがりゆきて声くらし
(
能村登四郎
)
6.
天国は種蒔く如し種を蒔く
(
中村草田男
)
7.
花の如(ごと)満ちゆく心あらまほし
(
稲畑汀子
)
8.
淋しさや昔の家の古き春
(
松根東洋城
)
9.
明けそめし春燈を消しまたねむる
(
篠原梵
)
10.
引き潮の泥をよろこぶ むつ五郎(むつごろう)
(
伊丹啓子
)
11.
蝌蚪(かと)の岸鞄(かばん)が分銅の女子高生
(
秋元不死男
)
12.
麦を踏む親子嘆(なげき)を異(こと)にせり
(
加藤楸邨
)
13.
春暁(しゅんぎょう)や今はよはひをいとほしみ
(
中村汀女
)
14.
ものの芽を光の粒と見て過ぎぬ
(
上田五千石
)
15.
順縁に死ねぬこの世の寒(かん)明ける
(
橋本喜夫
)
16.
飯蛸(いいだこ)をつかめば夢のごと逃ぐる
(
澤本三乗
)
17.
ペンをおくとき本当に春終る
(
藤井あかり
)
18.
靴裏に都会は固し啄木忌(たくぼくき)
(
秋元不死男
)
19.
春服や親達にのみ故郷あり
(
中村草田男
)
20.
父といふ世に淡きもの桜満つ
(
堀口星眠
)
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