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今日の
花の名言
☆ ５月１９日 ☆
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1.
花見という行為には三つの意味がある。
第一に、桜の花というこの上なく美しい自然の美を、愛でて楽しむ行為である。
第二に、桜の花のはかない命を、人間の一生になぞらえて惜しむ行為である。
第三に、長い冬に耐えたのち、ようやく訪れた春に一斉に花を咲かせる姿を、困難にも負けず一生懸命生きている自分自身たち人間と重ねて、心より祝福する行為である。
（ 七瀬音弥 ）
2.
清水(きよみず)へ祇園(ぎおん)をよぎる桜月夜
こよひ逢ふ人みなうつくしき
（ 与謝野晶子 ）
3.
見ずや君　あすは散りなん　花だにも　力のかぎり　ひと時を咲く
（ 九条武子 ）
4.
昔から、江戸っ子は満開の桜は見なかったといいます。
三、四分咲きを見て、それからずっと見ないで、散りぎわに見る。
（ 木村梢 ）
5.
梅一輪　一輪ずつの暖かさ
（ 作者不詳 ）
6.
他界とは桜に透ける向う側
（ 宇多喜代子 ）
7.
別れる男に、
花の名を一つは教えておきなさい。
花は毎年必ず咲きます。
（ 川端康成 ）
8.
世は櫻(さくら)そろりそろりと進む足
（ 秋元不死男 ）
9.
時にあわば　散るもめでたし　桜花(さくらばな)
めずるは花の　さかりのみかは
（ 佐久間象山 ）
10.
もし幸福な生活を送りたいと思う人々が
ほんの一瞬でも胸に手を当てて考えれば、
心の底からしみじみと感じられる喜びは、
足下に生える雑草や朝日にきらめく花の露と同様、
無数にあることがわかるでしょう。
（ ヘレン・ケラー ）
11.
花をかわいいと言う人間は傲慢かもね。
花のほうが人間ってかわいいもんだなって思っているかもね。
（ 篠田桃紅 ）
12.
やすらかやどの花となく草の花
（ 森澄雄 ）
13.
一本といふ華やぎにある桜
（ 稲畑汀子 ）
14.
枯れないものは花ではない。
それを知りつつ枯れない花を造るのが、
つくるということではないのか。
──花そっくりの花も、花より美しい花もあってよい。
それに香水をふりかけるもよい。
だが造花が造花である限り、
たった一つできないのは枯れること。
（ 吉原幸子 ）
15.
努めれば　花咲き実る　生きる世は
（ 作者不詳 ）
16.
ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。
花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だもの。
（ 太宰治 ）
17.
月下美人しぼむ明日より何待たむ
（ 中村汀女 ）
18.
あぢさゐや雨を憩ひのひと日とし
（ 鈴木真砂女 ）
19.
このまえ、川を見つめたのはいつでしたか。
砂のうえに坐ったのは、草のうえに坐ったのはいつでしたか。
「うつくしい」と、あなたがためらわず言えるものは何ですか。
好きな花を七つ、あげられますか。
（ 長田弘 ）
20.
花蕎麦(はなそば)をさびしき時は思ひ出よ
（ 鈴鹿野風呂 ）
21.
花のさいている根元にこのきれいな花を咲かせる養分がある。
（ 中村天風 ）
22.
人の弱いは草のごとく、
その栄えは野の花のごとく。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
23.
肉体を与えて心を与えない情婦は、
棘(とげ)のない薔薇(ばら)をふんだんに与える。
（ イラン［ペルシャ］のことわざ・格言 ）
24.
ぺちやくちやと乙女椿の咲き殖(ふ)ゆる
（ 細見しゅこう ）
25.
花に句に睨(ね)めて狂うぞ鬼懸(おにがか)りなる
（ 折笠美秋 ）
26.
ジェラシーの視線は梅に繋がらず
（ 保坂リエ ）
27.
この世の中、耐え忍ぶ者にだけ
最後の勝利の花が飾られる。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
28.
恋は路傍の花
（ 劉備玄徳 ）
（ 『三国志』 ）
29.
花は、
私はきれいでしょうって、
誇っておると思うんです。
ところが、葉っぱは
きれいな花を羨んでおるんです。
（ 藤山寛美 ）
30.
花を育てる土は、確かに偉い。
だけど私は、土になりたいとは思わない。
目指すならやはり花だ。
日陰に咲く、名もない小さな花でもいい。
たとえ目立たなくても、「花」は「花」だから。
（ 七瀬音弥 ）
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