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1.
形容詞、副詞でものを言っている人(=相手)は
信用してはいけない。
名詞と動詞でものを言っている人(=相手)は
信用できる。
これは事実ですね。
(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
2.
政治は愛だとか優しいといった名詞や形容詞ではなく、「私はやる」という動詞で語るものだ。
( 中曽根康弘 )
3.
老化とともにまず固有名詞が、
続いて形容詞が脱落する。
俗にいうミソもクソも、
同じ一語で形容しはじめたら、
顔以上に心の方が古びたと思えばいい。
(
池内紀
)
(
Ikeuchi Osamu
)
4.
みなさんは「差別」の反対語は何だと思いますか。
「平等」と答えるかもしれませんね。
しかし「差別する」とは言いますが、「平等する」とは言いません。
つまり「差別する」という動詞に対応した反対語が何かあるはずなのです。
名詞としての「平等」は、その動詞の結果生まれる「状態」のことでしょう。
私はそれを「尊敬」だと思っています。
( 上杉聰 )
5.
いまは名詞がおおすぎる。
そして動詞がすくなすぎる。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
(現代において)知識とは、新しい知らない名詞をたくさん収集することであり、情報は、新しい知らない名詞をたくさん提供することだ。
売るとは、新しい知らない名詞を売ること。
消費は、新しい知らない名詞を消費することだ。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
7.
文明開化をちがう角度から見れば、それは名詞の氾濫である。
そしてその名詞とは、じつは情報のことである。
この情報の氾濫は、現在に至ってもまだ終わっていない。
それどころか、それは大の字のつく氾濫になりつつある。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
8.
神は動詞であって名詞ではない。
(
トーマス・フラー
)
(
Thomas Fuller
)
9.
次から次へおびただしくつくりだされてきた新しい名詞は、その言葉を知ると知らないもののあいだをへだて、おたがいを孤立させるということをしてきた。
その名詞を知らなければ、話にならない。
その名詞を用語として共有できて、はじめて場ができる。
いまはそんなふうだ。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
10.
猫、名詞 (1) ブザー内蔵の膝暖房器。
( 作者不詳 )
11.
名詞とは逆に、動詞がだんだん貧しくなっている。
ありあまる名詞ばかりの世にはばかる動詞は、一つだけだ。
名詞の次に「する」をくっつけた動詞だ。
つまり、名詞があらわしていることをするという動詞だ。
言葉のほとんどが、ただもう名詞でしかなくなっている。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
12.
圧倒的に、名詞の時代なのである。
なんだかんだといってゆたかとされる今日の、そのゆたかさは、おおすぎる名詞をひたすらこしらえて、使いつづけて、使い捨てているゆたかさなのだ。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
13.
芝居はやまとことばで書かないと失敗します。
固有名詞は仕方ありませんが、お客さんがいちいち考えさせられるようなことばを使っていくと、お客さんは芝居を見に来たのか、頭の中の字引を引きに来たのかわからなくなって、だんだんと舞台から離れていく。
(
井上ひさし
)
(
Inoue Hisashi
)
14.
新しい知らない名詞は、覚えるか、知らないか、それだけだ。
覚えたものは知っていて、知らないものは知らない言葉だ。
線引きの言葉だ。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
15.
新しい知らない言葉というのは、そのほどんどが、ただ新しい名詞ばかりなのだ。
わたしたちが手にもつ言葉のなかで、新しい知らない名詞だけがとんでもなくふえつづけている。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
16.
俳句というものは、もっと簡単でいいと思う。
俳句は一句全体が、名詞の強さをもって表現されていなければだめだと思う。
(
森澄雄
)
(
Mori Sumio
)
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