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絵/絵画
1.
この世界は、
大勢の人に愛読される絵本のようなものである。
ページをめくって一つ一つの絵を楽しむが、
原文の一行もみんな読みはしない。
(
パウル・フォン・ハイゼ
)
(
Paul von Heyse
)
2.
絵本にいちばん近いものとして
能の面を考えるとわかりますが、
あの表情は動かない。
でも見る者によって動くのです。
絵本も同じように、絵は動かない。
でも読み手によって動くのです。
なにより自由な心の働きをもとめるのが絵本ですが、
その意味では、
絵本は心のこわばった大人にとってもまたふさわしいものです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
3.
人は、その人生で三度絵本と巡り会う。
幼年時代の最初の書物としての出会い、
親として我が子とともに手に取る再会、
孫へ贈るための今ひと度の再会である。
(
エリック・カール
)
(
Eric Carle
)
4.
もしも、絵本を自分へ贈るのなら、それは自分に「もう一つの時間」を贈ることです。
もしも、絵本を誰かへ贈るのなら、それはその誰かへ、この世界への眼差しを共にしたいという思いを贈ることです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
5.
絵本のような子どもの本から手わたされるのは、その絵本がもっている時間です。
もう一つの時間、アナザー・タイムが、そこにある。
……
(→続きはクリック)
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
絵本を読むというのは、絵本のもつ時間の感触が自分のなかにのこってゆくという経験です。
……
(→続きはクリック)
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
7.
絵本を手にして読んだそれぞれのひとが、
自分の子ども時代に対する尊敬を持ってほしい。
どんどん歳を重ねていっても、
子どもだった自分が、
いつもいまの自分を見ていることを
思いだしてほしい。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
8.
絵本のような子どもの本の読み方に教えられるのは、読書というのは自分の時間の手に入れ方なのだ、ということです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
9.
子どもに絵本を読んで聞かせるときは、すばらしい声優のような語り聞かせでなくてもいい。
(子どもは)自分の好きな人が読んでくれれば(それで)いい。
子どもはそれがいちばんうれしい。
( 亀村五郎 )
10.
絵本は、けっしてあっという間に読むための本ではありません。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
11.
絵本手に看護の妻が睡(ねむ)る一刻
(
秋元不死男
)
(
Akimoto Fujio
)
12.
(絵本の)中にごちゃごちゃと描いてあっても、
パタンと閉じるとまじめできちんとしたものになる。
一種のトリックですよね。
……
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(
五味太郎
)
(
Gomi Tarou
)
13.
自分がわかっていることを描きたいんじゃなくて、
わかんないことを描きたい。
謎が一個解けるような絵本じゃなくて、
世界が一個わかんなくなるような本が作りたいなと思います。
(
及川賢治
)
(
Oikawa Kenji
)
14.
日々新しい本が製造されていて、
なおかつ何十年も前のロングセラーが並び、
外国の絵本もくさるほどある。
これをかき分けかき分け、
飯を食わせていただいて来たかと思うと、
奇蹟としか言いようがない。
(
佐野洋子
)
(
Sano Youko
)
15.
絵本で楽しく豊かな心の体験をした子は、
人生に希望と自信を持ちます。
(
中川李枝子
)
(
Nakagawa Eriko
)
16.
いまだって、街の図書館にある絵本の部屋は、
椅子ででなく、床に坐って、
本を床に横に置いて
読むことができるようになっています。
横に置くほうが、
本は本として自由なんです。
絵本は本来、
横にあるいは床に置かれてある世界のものなんじゃないでしょうか。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
17.
絵本は読みっぱなしが原則です。
わざわざ(大人が)質問したりするのは、
多くの場合、おとなの自己満足のためです。
ただ自然に、どちらからともなく話し合えたりすれば、
それはとても良いことです。
……
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(
松居直
)
(
Matsui Tadashi
)
18.
絵本には頁をめくるという機能が
とりわけ強く表面に出てくる。
大人が子どもに読んであげる場合、
閉じられた絵本に対して、
子どもは、まるで魔法の箱をあけでもするときのように、
息をころし、瞳をこらして待ちうける。
(
松居直
)
(
Matsui Tadashi
)
19.
登場人物たちが
生き生きと、動きやすく、
読者によく見えるような
舞台づくりをする裏方が
(絵本の)編集者である。
著者へのかかわり合い方とは別に、
作品へのかかわり合い方が大切である。
……
(→続きはクリック)
(
松居直
)
(
Matsui Tadashi
)
20.
絵本は子どもにとって楽しいものです。
絵本は教科書ではありません。
問題集でもありません。
本を読むたびに感想を求められたときの
わずらわしさが想像できる方は、
子どももその気持ちは同じであろうと
想像してください。
(
松居直
)
(
Matsui Tadashi
)
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