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トルストイの名言
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201.
金(かね)は新しい形式の奴隷制である。
それが（古い）形式の奴隷制と異なるところは、奴隷に対してなんら人間的な関係をもっていない非人格的なところである。
202.
人間の真価は分数のようなものだ。
分母は自己の評価、分子は他人による評価である。
分母が大きくなるほど、結局、真価は小さくなる。
203.
純朴と、善良と、正義のないところに、偉大はない。
(ver.0)
204.
汝の心に教えよ、
心に学ぶな。
205.
人類はいまだかつて宗教なしには生きてこなかったし、また生きていけない。
206.
深く愛することのできる者のみが、また大きな苦痛をも味わうことができるのだ。
207.
動物は子孫をもうけ得る時期にだけしか交わりません。
しかるに我々人間は、この忌まわしい万物の霊長はですね、快楽が得られさせすればかまわんというわけで、時と場所をわきまえません。
208.
私は真実を愛する……とても……真実を愛している。
209.
時間が流れる、と私たちはいう。
これは正しくない。
進んでいるのは、私たちであって時間ではない。
210.
戦争はお愛想じゃなくて、人生における最大な醜悪事だ。
われわれはこの点をよく理解して、戦争をもてあそばないようにしなきゃならん。
211.
夫婦喧嘩は喧嘩ではなく、あれは性欲がやんだ結果現れたお互いの本当の関係に過ぎないのです。
212.
真実は、真実の行為によってのみ人々に伝えられる。
213.
真の謙遜とは、
私たちの能力や美徳を他人に隠したり、
あるいは自分を実際よりも悪くかつ平凡だと考えることではない。
214.
謙遜な人はみんなから好かれる。
我々はすべて、人から好かれる人間になりたく思っている。
それだのに、どうして謙遜な人になろうと努力しないのだろう？
215.
人間は川のようなものだ。
水はどんな川でも同じことで、どこへ行っても変わりないが、川そのものには細流もあれば、急流もあり、また大河あり、水澄んだものあり、濁るものあり、冷たいもの、温かいものありという具合だ。
人間もまさにこれである。
216.
愛のない結婚は結婚ではありません。
ただ、愛のみが結婚を神聖にするので、愛によって神聖にされた結婚だけが、真の結婚と言われるのです。
217.
謙遜というものは自分を罪深き人間と認めて、自分の善事善行を自分の徳に帰せしめないことである。
218.
一切の不幸は欠乏から来るのでなくてむしろ過剰から来る。
219.
暴力により人を制するは、憐れむべく卑しむべきの極である。
220.
学者や賢者が代表するような理性による認識は、人生の意義を否定する。
しかし途方もなく数多い大衆、全人類は、理性に基づかない、いわば盲目の認識によって、この意義を承認する。
そして、理性に基づかないこの認識が、信仰なのである。
221.
家庭の状態を良くし得ない女は、家にあっても幸福ではない。
そして、家にあって幸福でない女は、どこへ行っても幸福ではあるまい。
222.
自分を愛してならない、と言われている。
しかし自分に対する愛がなければ、生もないであろう。
問題は、自分の何を愛するか、自分の霊を愛するか、自分の肉体を愛するか、である。
223.
人間の未来も、お前の運命も、お前にとっては常に未知のものでなければならない。
だがあらゆる事態に対する覚悟だけはしっかりと決めて、勇気をもって生きることだ。
そしてあとは神の御心(みこころ)にまかせるのだ。
224.
あまり深く考える必要がないということを知るのも、考える必要があることを知るに劣らず重要だ。
225.
愛は人々を合一に誘い入れる。
そして万人に唯一であり同一である理性は、この合一を裏づける。
226.
時は、「一銭の値打ちもない一年もあれば、数万の金を積んでも自由にならない半時間もある。
　
227.
宗教とは、心に訴える単純化された英知である。
英知とは、理性によって正しいと認められた宗教である。
228.
芸術は人々を合一させる手段のひとつである。
229.
学問と芸術とは、肺臓と心臓のごとく相助く。
二者その一を損すれば、他もまた安きことを得ず。
230.
女が奴隷状態にあるのも、つまりは男たちが、女を享楽の対象として利用することを望み、それを何かとても素敵なことだと思っているからにすぎないのです。

231.
人生必須のことを仕遂げるにも、一定の順を踏み、繰り返し、繰り返し計画して行ってこそ、初めて、よい生涯が送れるというものだ。
232.
人間が知っている最大の幸福、最も自由で最も幸福な状態は、自己を否定し他を愛するという状態です。
理性は人間が歩けるただ一つの幸福への道を発見し、感情は人間をそこへ駆り立ててゆきます。
233.
女性が解放され、男が持っている全ての権利を与えられても、男は女というものを官能的享楽の立場から見続けるし、女はすでに子供のうちからそうした意味で教育され、社会によってもそうしたものにされてしまいます。
こうして女は常に同じ卑しめられ堕落した奴隷のままであり、男は同じ腐敗した奴隷所有者のままなのです。
234.
新しい歴史とは、つんぼの人間のようなもので、まったく尋ねられもしない間に返事をする。
235.
幸福は彼自身の中に、その自然な人間的要求の満足の中に存する。
236.
（天才は）この世にただ一つしかない最上無比の手段を見出すまでは、いつまでもいつまでも練りに練って考えるのだ。
決して多くの人々のように、「まあこのくらいのところで」などと言って、中途で考えを切り上げるようなことをしない。
237.
他人の前で恥じるのは良い感情であり、自分自身の内部で恥じるのはより良い感情である。
238.
真理に近づけば近づく程、人間は他人の迷いに対して辛抱強くなる。
その逆もまた真。
239.
第一、自分自身に対してウソをつかぬこと。
たとえ私の今の生活が理性の啓示する真の道から遠く離れていても、真理を恐れないこと。
240.
生命のあらゆる矛盾を解決し、人間に最大の幸福を与えるこの感情を、すべての人が知っている。
この感情が、愛である。

241.
すべての女は、男よりもずっと物質的なものです。
242.
芸術とは人間が心の中に高まる感情を、最高最善のものへ移行させる人間活動である。
243.
天才とは、異常なる忍耐者をいう。
244.
「偶然」とか「天才」とかいう言葉は、実際に存在しているものを何一つ表していないのであり、したがってまた定義することもできない。
これらの言葉は、現象を理解する上でのある種の程度を示しているにすぎない。
245.
汝は汝の額に汗して、汝のパンを得ざるべからず。
246.
我々は、この現象あるいはあの現象がなぜ生じるのか分からないし、それは知ることのできないものだと思う。
だからまたそれを知ろうとはせずに、「偶然だ！」と言うのである。
また、ある力が普通の能力と釣り合いのとれない作用を引き起こすのを見ると、それがどうして生じるのか分からず、「天才だ！」と言うのである。
247.
信仰とは人生の意義の悟得であり、その悟得より生まれいずるもろもろの責務の認識である。
248.
自分のためには何も望むな！
求めるな、心を動かすな、うらやむな。
249.
私たちが川をボートで行くとき、動いているのは岸で、私たちの乗っているボートではないように思われる。
時間もそうだ。
250.
第二、他人に対する自己の正義・優越・特権を拒否し、自分を有罪と認めること。

251.
人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である。
252.
慈善は、それが犠牲である場合のみ慈善である。
253.
他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。
他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ
254.
幸福は、己れ自ら作るものであって、それ以外の幸福はない
255.
急いで結婚する必要はない。
結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。
256.
額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。
また健康な思想も頭脳に沸き得ない。
257.
よい人間とは、自分の罪をいつまでも忘れないで、自分の善行はすぐに忘れる者のことである。
わるい人間とは、その反対に、自分の善行をいつまでも忘れないで、自分の罪はすぐに忘れる者のことである。
258.
真の賢人はいつも快活である
259.
すべての大宗教は、みな口によって広められたのである。
260.
（不倫を終わらす）解決法は二つしかないんだ。
妻を殺すか、あの女を殺す。
その他…あ、そうか、第三の道があった。
自分を殺すんだ。
そう、自殺だ。
そうすれば二人を殺す必要もない。

261.
生活の目的は自己完成にあり、そして不死の霊（＝魂・精神）の完成は人生の唯一の目的である。
262.
人間を法律に服従させるという思想は、人間を隷属させることであり、神の法則に従うという思想は、人間を解放する思想である。
263.
神の国は眼で見るべきものではなく、また語るべきものではない。
神の国はここにあり、かしこにあり、それゆえに神の国はわれわれの心の裡(うち)にある。
264.
時は一瞬も休むことなき無限の動きである。
265.
愚かな人間は、沈黙しているのが最もよい。
だが、もしその事を知ったならば、その人はもう愚かな人間ではない。
266.
美は善であるという完全な幻想が、往々にして存在する。
267.
純粋で完全な悲しみは、純粋で完全な喜びと同様、不可能なものである。
268.
我々をいちばん強くつかむ欲望は、淫欲のそれである。
その方面の欲望は、これで足れりということがない。
満足させればさせるほどいよいよ増長するものである。
269.
死の恐怖は、解決されない生の矛盾の意識にすぎない。
270.
動物的自我の否定こそ、人間生活の法則である。

271.
真の宗教とは、人間が彼らを取り巻く無限の大生命に対して彼らの生活を、この大無限に結合させ、それによって自己の行為を指導するという関係を確立することである。
272.
現在の社会は、
支配される社会と、
各人にとって有利かつ合理的な考え方によって支配される社会とに
区別して考える方が、
はるかに自然である。
そこでは暴力のみが人々の行為を決定する。
全部で、272件
　
　
★ ★ ★ ★ ★
以下、ランダム名言コーナー
1.
人間には何事も気負わせぬ事が大切である。
（ 中部謙吉 ）
2.
自尊心は、私たち人間がより良く生きていくための最高の宝です。
（ 佐藤富雄 ）
3.
すべての事において、人間は苦悩をくぐり抜けて完成されるのである。
（ トーマス・カーライル ）
4.
勇気を修養するものは、進む方の勇ばかりではなく、退いて守る方の沈勇もまたこれを養うよう心掛けねばならぬ。
両者がそろって真の勇気が成る。
（ 新渡戸稲造 ）
5.
詩は自分の内に持っていなければ、どこにも見つけられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
6.
他人に勝つためには、あなたは、何かとても大切なものを犠牲にしなければならないはずだ。
何かを失わなければ、あなたは勝利を手にすることはできないだろう。
また、勝利は得られるかもしれないが、あなたは、あまり幸せを感じることはできないだろう。
（ 植西聰 ）
7.
イノベーションに成功するには、最初からトップの座を狙わなければならない。
トップの座を狙わないかぎり、イノベーションとはなりえず、自立した事業ともなりえない。
（ ピーター・ドラッカー ）
8.
いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう。
（ 斎藤茂太 ）
9.
独身の人に「いい人見つかった？」、
失業中の人に「仕事見つかった？」、
結婚したカップルに「お子さんの予定は？」と聞くな。
（ キム・グリューネンフェルダー ）
10.
失敗への恐怖は成功の足を引っ張る最大のものです。
それは根拠のない恐怖にすぎません。
そして失敗への恐怖感を抱く人は、実を言えば失敗することを望んでいるのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
11.
私たちは、戦争に対して払う多大な犠牲を、平和に対しても払う必要がある。
私にとって、それより重要な課題はない。
（ アインシュタイン ）
12.
「科学者になるには『あたま』がよくなくてはいけない」これは普通世人の口にする一つの命題である。
これはある意味ではほんとうだと思われる。
しかし、一方でまた「科学者はあたまが悪くなくてはいけない」という命題も、ある意味ではやはりほんとうである。
（ 寺田寅彦 ）
13.
億万を知らんと欲せば、すなわち一二を審(つまび)らかにす
（ 『金言童子教』 ）
14.
物事を迅速にしたいと、望んではならない。
小さな利点に目をとめてはならない。
物事を早く行うことばかり望むと、十分になすことができない。
小さな利点にとらわれると、大きな仕事が達成できない。
（ 孔子・論語 ）
15.
天才？
そんなものは決してない。
ただ勉強です。
方法です。
不断に計画しているということです。
（ ロダン ）
16.
難しいと同時に有益な課題を立てることほど、優れた頭脳の持ち主たちを力強く駆り立てて、知識を増やす研究へと向かわせるものはない。
（ ヨハン・ベルヌーイ ）
17.
失言というのは、
だいたいおせじから始まりますな。
（ 水野健次郎 ）
18.
他者に善をおこなわんとする者は、微に入り細にわたって行わなければならない。
（ ウィリアム・ブレイク ）
19.
人生の最大の満足は、金では買えない……つまり、誠実、献身、忠誠心といったものは、金では買えない。
このことを念頭から離さないことだ。
（ ウィリアム・メニンジャー ）
20.
（子供を）叱ることと怒ることは違います。
叱るとは怒りの感情を抑え、
子供のためになる（という）こと（愛情）を、
子供が理解できる言い方（理性）で説得すること。
子育てに必要なのは、
愛情と理性。
（ 美輪明宏 ）
21.
よき時代は天から降ってくるものではなくて、わたしたちが自分でつくり出すものです。
それはわたしたちの心の中にあるものなのですよ。
（ ドストエフスキー ）
22.
私たちにとって敵とは、「ためらい」です。
自分でこんな人間だと思ってしまえば、
それだけの人間にしかなれないのです。
（ ヘレン・ケラー ）
23.
商売人にとって重要なことは、機敏であることだ。
（ 伊藤忠兵衛 ）
24.
政治家のまやかしにはうんざりだ。
私が犬を好きなのは、政治家の様にウソをついたり裏切ったりしないからだ。
（ アラン・ドロン ）
25.
あえて自分らしくないことや、思いがけないことをやる。
そうすることで日常の閉塞感を打破できたり、発想につながったり、あとあと自分の人生を変えたりすることができる。
（ 小山薫堂 ）
26.
不可避なことを嘆いてはいけない。
（ 「マハーヴァーラタ」 ）
27.
友達が、「若く見えるね」とお世辞を言うようになったら、自分が年をとりはじめたと思ったほうがいい。
（ ワシントン・アーヴィング ）
28.
兵法に複雑な策略などはいらない。
最も単純なものが最良なのだ。
偉大な将軍達が間違いを犯してしまうのは、
難しい戦略を立て、賢こそうに振る舞おうとするからだ。
（ ナポレオン・ボナパルト ）
29.
最近のスピード時代の人間は結果を急ぎすぎます。
すぐ効果が出ないとダメだと思います。
でも、そうはいかないのが、この世の法則。
（ 美輪明宏 ）
30.
罪の意識は、敵対の意識と共に、両親や教師や乳母といった外部の人々から押しつけられるものなのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
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