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今日の
吉行淳之介の名言
☆
12月7日
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1.
もともと、個性のもととなっている人間の性格は、
じつに厄介ないろいろの要素の複合体である。
そして、
人間が成長するにしたがって個性がはっきりしてくるのは、
それらの要素がさらに増えてゆくためではなくて、
逆に個人が自分の中のそういう要素を点検して、
あるものは抑制もしくは圧殺し、
あるものはそれを育成する
という作業の結果ではないか。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
文章は明晰でなくてはならない。
その積み重ねによって、
音楽や絵画から得られる気分を引き出したい。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
恋愛中も
時計の針は
一分間が六十集まって、
一時間で一まわりすることには変わりはないが、
その一時間を一分間に感じたり
逆に一分間を一時間の長さに感じたりすることが、
しばしば起こる。
いわば「心の上の時間」とでも呼んだらよいのか、
それが速くなったり遅くなったり、
あるいは停止したり波打ったりしする。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
他人と一緒に生活してゆくことは、
絶え間ない個性と個性とのたたかいだ
と思って暮した時期があった。
喰うか喰われるかのたたかいである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
女の苦労(=女についての苦労)は
男の人生につきものである。
腹の中で泣いている男が多い。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
西洋人の老年の死は、
巨象が老いて大きな形のまま衰えてゆき、
やがてどたりと倒れるという感じである。
日本人は、
植物が枯れてゆくような死に方になる。
これは抜きがたい体質の違いだが、
その体質からそれぞれに
美点欠点が引き出されてくる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
その作者がむかし
文学をつくるという場所に追い込まれたこと、
そのときのはげしい心持、
それが(文学作品を作る)「遠因」といえるわけで、
その遠因がいつまでもなまなましく、
一種の情熱というかたちで残っていないと、
作品に血が通ってこない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
自分のガラにないことをやろうとすると、
見苦しいことになる。
少々ピントがはずれていても、
それがその人物の持味であれば、
そこに一種の味が出てくる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
青春というもののただなかに在(あ)って、
私はその屈辱にみちた陰湿な半面を
もてあまし気味であった。
それは時代の背景の如何(いかん)によるのではなく、
青春というものの特質であろう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
外見が美しいというだけで、
他人より良い生活ができるのが
女の特権である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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