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今日の
吉行淳之介の名言
☆
7月25日
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1.
明朝体の活字は、
書き手の文字の個性をいったんすべて取払って、
文章の個性をゆっくり滲(にじ)み出させる。
原稿の文字は、
あまりにその書き手の個性が露骨に出すぎていて、
見ているとうるさく感じる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
本というのは
探すと雲隠れして、
必要がなくなったときヒョイと出てくる。
呼んだとき来ないで、
呼ばないと来るのが猫だ、
という言葉がある。
本と猫とは、似ている。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
恋愛期間の女の口にすることは、
政治家の公約に似ていて、
結婚することが決定されたとたん、
女は本性を露(あらわ)にする。
昨日までいったことは、
当然反故(ほご)にされる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
潔癖さだけになれば
自殺してしまうより仕方がない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
私はしばしば、
「子供は残酷で理不尽なものだ」と書いた。
しかし、大人以上にそうであるというのではなく、
分別による抑制のすくない分だけ、
子供には内面のその部分が強くあらわれることが多い、
とこの際は付け加えておきたい。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
愛することは、
この世の中に
自分の分身を一つ持つことだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
三十歳の人間には、
その年齢でしか咲かすことのできない美しい花があり、六十歳の人間には
六十歳の花がある。
芸術の美とは、そういうものだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
持病というものは
飼い馴らして趣味にするより仕方がない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
惚れるという操作は非常に観念的なもので、
つまり、ある対象物によって触発されてイメージを作り上げて、
その自分勝手に作り上げたイメージに自分が惚れるということだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
「あのころは、おれは純情だったなあ」
と私が言う場合には、
大きな部分に自嘲がこめられている。
物事の認識において欠けるところがあった、
という意味が含まれている。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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