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今日の
吉行淳之介の名言
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7月5日
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1.
「一目惚れ」というのは、
一つの火花によって
(常に持ち歩いている)恋愛のための火薬樽が点火されたことである。
すなわち、刹那(せつな)の間に起こったその恋にも
長い準備期間が在(あ)ったというわけだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
いわゆる百万人の文学と呼ばれる
一見大文学風のものには、
山腹にかかった雲が晴れてみたら、
そこから上の部分がなかった
というようなものもある。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
人間と人間との思想が対立して、
そこに葛藤が起こり、
そういう形で長篇小説というのは成立する。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
嘘をついた女の顔には、
やましさは少しもない。
(中略)嘘はその女性にとって、すでに嘘ではなく、
動かしがたい真実になってしまっている。
客観的には、
嘘であることがレキゼンとしている。
にもかかわらず、
彼女の顔は、マコトにかがやいている。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
男は、女にダマされるべく、
創り成されている存在なのである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
大きな声を出して
一見威勢よさそうに振舞っていると、
「ファイトのある若者である」ということで、
褒められる。
がんばっているところが分かりやすいわけで、
つまり日本人好みであり、
そこのところが好きでない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
(作家が)唯(ただ)一つ、
ほかの勤め人と比較して有利な点は、
同時に幾つもの会社に就職していることになるわけだから、
そのうちの一、二の会社から馘首(かくしゅ)されても、
または辞職しても、
翌日から路頭に迷うことはない点だけか。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
女に誤解されて怒られても、
懲りずにまた誤解されるのが、
男のやさしさの特性のひとつであろう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
女はともすれば
具体的な行為にしか感応しない種族であって、
次元の高い精神的なやさしさは
理解しないことが多い。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
わが国の場合は、
作者の心象風景を描いている作品に、
なまじの詩作品よりはるかに「詩」になっているものが多い。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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