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今日の
吉行淳之介の名言
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7月4日
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1.
満足した結婚をした女
(つまり、賭けに成功した女)は、
たちまち別人となる。
安心した瞬間に、
むくむく大きくなり
(現実に肥る場合もある)、
家の中に一ぱいになってしまう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
現在では、
小説家の社会的地位も向上してきて、
有利な職業のような錯覚を与えている傾向があるが、
そういう気分ではじめた文学は
甚(はなは)だ志の低いもので
近い将来その種のものは
コンピューターが代用するようになるであろう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
人間のタイプに「お経型」と「口説き型」とあって、
前者は講演ができて、
後者は対談ができる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
結婚も
女にとって社会生活の安定を意味するから、
結婚して籍の入った瞬間に、
たちまち変貌する女が大部分である。
それまでの楚々(そそ)とした娘が、
翌日からどすんと腰を据(す)えて、
みるみる家屋いっぱいに膨れ上がってしまう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
恋する男女は常にエゴイストである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
一つの作品を書こうとして、
いよいよ筆を把(と)るときには
あきらめるという心の働きが必要である。
なにをあきらめるか、といえば、
傑作を書こうとする気持、
場合によっては恥をさらすかもしれぬと
拘泥(こうでい)する気持、
そういう気持を
頭の外へ追い出してしまうことである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
少年の頃、激しく傷つくということは、
傷つく能力があるから傷つくのであって、
その能力の内容といえば、
豊かな感受性と鋭い感覚である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
一つの主題を表現するためには、
体験をそのまま書けばよいという都合のよいことはありえない。
ただその主題を形作るための材料を、
僕は自分の体験に求めることは事実だ。
なぜなら、その方が材料に血が通って実感が出てくるからである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
空想の中で作り上げた理想の人のイメージが、
実際の相手にピッタリ当てはまることは、
きわめて難しい。
しかし、恋をしている人間は、
無理にでも
自分の理想のイメージに相手を当てはめてしまおう、とする。
少々脚が太いぐらい、
何ほどのことがありましょうか。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
自分のもの以外の材料で書く場合は、
醗酵に時間をかける余裕があまりないのが通例だから、
そのためには、密室にこもって、
ウンウンうなる必要がある。
筋を考えたり、ディテールについて考えたりするのではなくて、
ただやみくもにうなるのである。
すると、そのうちにかすかに道が開けてくる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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