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今日の
吉行淳之介の名言
☆
3月20日
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1.
これまでの日常生活の習慣を切り捨てて、
新しい日常生活の中に入ってゆくには、
自分の躯(からだ)から糸ごんにゃくのように垂れ下って
地面に深く根を下している沢山の根を、
一つ一つ抜き取ったり切り捨てたりしなくてはならない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
人生は、「もしも」に満ちている。
そこがまた面白いところで、
「もしも」と考えて
その面白さにおもいを至(いた)すのは結構だが、
悔むのはめめしいことであるのだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
髪をきれいにしている女は、信用できない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
(男と女が言い争うに際して)
男は男女間の溝を意識しながら論理を組立てる。
そういう論理が、
(男女間の溝を)意識しない女性の論理と噛み合うはずはない。
こういう際、言い負かされるのは、
必ず意識している側である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
「陰翳」(いんえい)という文字は、
現在の当用漢字では「陰影」となっているが、
これでは「光と影」のコントラストとして捉えられてしまう。
「翳」という文字は、
たとえば木洩(こも)れ日のように、
そこにかすかなゆらめき、つまり動きが伴う文字である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
追いかけるのは男性である、という。
しかし、まず女性がいきなり逃げはじめる場合がある。
反射的に男性はその後を追いはじめる。
女性はますます速力をはやめ、
ときどき首をうしろへ廻してチラチラと誘いの視線を投げかける。
男性は釣られて後を追いつづける。
そのうち女は
わざと躓(つまず)いたふりをして
地面にうずくまる。
男が追いついて掴まえる。
掴まえられておいて、
女は肚(はら)の中でニヤリとする。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
一オクターヴ高いという感じが、
いつも青春というものにつきまとう。
そして、陰湿さも明るさも、
いずれも楯の両面のような気が私にはする。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
医者ぎらい、というのにも一理あって、
医者に診察されるのが
自我の領域を侵される気分になって厭(いや)だ、
という弁もある。
こういう考え方も、
なかなか個性的でいいものである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
スタアは、
世の中の人間はすべて自分の名を知っている、
とおもっている。
逆にいえば、
誰でもその名を知っているような存在だからこそ、
スタアなのだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
権威に弱い、というのは、
教養・教育とはあまり関係ないようだ。
私の知っているいわゆる食通には、
店の名前で食べている(=食べに通っている)男が何人かいる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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