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今日の
吉行淳之介の名言
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3月7日
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1.
「浮気」という言葉が
「長つづきしない男女関係」
というニュアンスを多分に含んでいるとすれば、
それは「恋」というものの構造自体にも
含まれていることなのである。
したがって、
「本気の浮気」というような言葉も、
存在してよいものなのだ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
子供の大学受験に母親が出てくる。
母親が出てくることは、
女の振舞いとしてあきらめても、
それを拒否できない子供が沢山できてきたということは、
一大事といえる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
恋愛中も
時計の針は
一分間が六十集まって、
一時間で一まわりすることには変わりはないが、
その一時間を一分間に感じたり
逆に一分間を一時間の長さに感じたりすることが、
しばしば起こる。
いわば「心の上の時間」とでも呼んだらよいのか、
それが速くなったり遅くなったり、
あるいは停止したり波打ったりしする。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
強烈な自己顕示欲を持っている人間が、
強烈な権力志向を併(あわ)せ持つと、
手に負えない。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
一夫一妻制というのは、一つには
セックスにおける共産主義、
共産主義というよりは平等主義だ。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
もしも作家の個性が、
それを覗きこんでみたとき
底なし井戸のように奥深いものであれば、
その心象風景を描いた作品が
簡単に「私小説」ときめつけられることはない筈(はず)である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
ぼくは、いままでずっと考えてきて、
ほんとうに立派な女というのは、
娼婦のなかに……
娼婦の全部が立派というわけじゃないですよ、
どうも娼婦のなかにいたような気がする。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
男の十代の恋は「頭にくる」。
二十、三十となると、
すこし下って心臓にくる。
四十となると、
もっと下って臍(へそ)のあたりにくる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
この世の中に置かれた一人の人間が、
周囲の理解を容易に得ることができなくて、
狭い場所に追い込まれてゆき、
そこに蹲(うずく)まって
ようやく掴み取ったものをもとでにして、
文学というものはつくられはじまる。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
汚れるのが厭(いや)ならば、
生きることをやめなくてはならない。
生きているのに、
汚れていないつもりならば、
それは鈍感である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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