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今日の
鳥全体の名言
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8月22日
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1.
(雲雀(ひばり)は)のどかな春の日を鳴き尽くし、鳴きあかし、又鳴き暮らさなければ気が済まんと見える。
その上どこまでも登って行く、いつまでも登って行く。
雲雀は屹度(きっと)雲の中で死ぬに相違ない。
登り詰めた揚句(あげく)は、流れて雲に入(い)って、漂うているうちに形は消えてなくなって、只(ただ)声だけが空の裡(うち)に残るのかも知れない。
(
夏目漱石
)
2.
貧かこつ隣同士の寒鴉(かんがらす)
(
正岡子規
)
3.
闘(たたこ)うて鷹のゑぐりし深雪(みゆき)なり
(
村越化石
)
4.
木立の上に、
空があればいい。
大きな川の上に、
風の影があればいい。
花と鳥と、光差す時間、
そして、おいしい水があれば。
僅(わず)かなもの、ささやかなものだ、
人の生きる権利というものは。
(
長田弘
)
5.
鳩は、自分の翼を束縛する此(こ)の空気が無かったならば、もっとよく飛べるだろうと思うのですが、これは、自分が飛ぶためには、翼の重さを托(たく)し得る此の空気の抵抗が必要だということを識(し)らぬのです。
(
アンドレ・ジッド
)
6.
人は影を鴨(かも)は光の水尾(みお)を曳(ひ)き
(
長嶺千晶
)
7.
正しく清くはたらくひとはひとつの大きな芸術を時間のうしろにつくるのです。
鳥はうしろにみなそのあとをもつのです。
おんなじようにわたくしどもはみなそのあとにひとつの世界をつくって来ます。
それがあらゆる人々のいちばん高い芸術です。
(
宮沢賢治
)
8.
日当りぬ水鳥そこへ浮き出でぬ
(
大橋櫻坡子[大橋桜坡子]
)
9.
鳰(かいつぶり)にも青空のうれしくて
(
石田郷子
)
10.
うすいくちびる仲間はずれの鳥がいて
(
穴井太
)
11.
岩うらへ鶺鴒(せきれい)の来て現れず
(
中村草田男
)
12.
鷲(わし)が大空を翔(かけ)りうるまでの練習は、
幾度も幾度も強風のために、
その弱い翼を地上に叩きつけられることだ。
それを堪えなかったならば、
鷲といえども地上を這(は)うだけである。
(
アッシジの聖フランシスコ
)
13.
だれにでも見える高さの春の鳶(とび)
(
宇多喜代子
)
14.
ふたなぬか過ぎ子雀の砂遊び
(
角川源義
)
15.
鳶(とび)鳴きし炎天の気の一(ひ)とところ
(
中村草田男
)
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