名言ナビ
→ トップページ
今日の
長田弘の名言
☆
10月7日
☆
→ 日別名言メニュー
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
ひとはひとに言えない秘密を、
どこかに抱いて暮らしている。
それはたいした秘密ではないかもしれない。
けれども、
秘密を秘密としてもつことで、
ひとは日々の暮らしを明るくこらえる力を、
そこから描きだしてくるのだ。
(
長田弘
)
2.
いま、例えば政治を語る言葉、経済を語る言葉、あるいはその他の言葉の中で一番見落とされているのは、「いいあんばいに生きる」というところがないこと。
(
長田弘
)
3.
一期一会は食卓にあり。
人生とは──
誰と食卓を共にするかということだ。
(
長田弘
)
4.
おおきな樹のある街の通りはうつくしい。
(
長田弘
)
5.
記憶という土の中に種子を播いて、季節のなかで手をかけてそだてることができなければ、ことばはなかなか実らない。
(
長田弘
)
6.
日常の言葉には、
辞書にはけっして見つけられない、
とても大事な意味がたくさんあります。
(
長田弘
)
7.
世界はわたしたちのものではない。
あなたのものでもなければ、他の
誰かのものでもない。
(
長田弘
)
8.
いいうることをいい、それをできるだけはっきりといい、いいえぬことについてははっきりと黙る。
(
長田弘
)
9.
わたしがかんがえるのは、一人が一人に話しかける言葉、一人が一人に差しだす言葉としての、声になった言葉だ。
(
長田弘
)
10.
原っぱには、何もなかったのだ。
けれども、誰のものでもなかった何もない原っぱには、ほかのどこにもないものがあった。
きみの自由が。
(
長田弘
)
11.
詩を書くことは、いわば手仕事である。
詩集というのは、心の刺繍(ししゅう)のようなものなのかもしれない。
(
長田弘
)
12.
言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく。
魂を温めるように。
(
長田弘
)
13.
十二月は師走。
師の走る月。
けれども、わたしの十二月は、ちがいます。
座る。
何もしない。
そして、いつもはない、ゆっくりとした時間をじぶんにとりもどす月です。
(
長田弘
)
14.
人生を考えて、どうなるものか。
何だろうとくそくらえ、それだけだ。
(
長田弘
)
15.
(シューマンは)この世のもっとも遠くから
手紙を書くように、音楽をつくった。
音楽は、ほんとうは手紙なのだ。
(
長田弘
)
16.
ことばでしか書けない光景があります。
目には見えない光景。
けれども、心にはっきりと映って見える光景。
そのような、ことばにしなければ伝えられない、心の目に見える光景をくっきりと描きとったことば。
いつもおなじような毎日の風景がちがって見えてくる。
それがことばの力です。
(
長田弘
)
17.
人は、ことばを覚えて、幸福を失う。
そして、覚えたことばと
おなじだけの悲しみを知るものになる。
(
長田弘
)
18.
歩くということは、
じぶんがじぶんからぬけだしてきた感じをもって、
いろいろなキズナからときはなたれた感じをもって、
一人の自由な孤独な人間となって歩くということだ。
(
長田弘
)
19.
「そのなか」にいると、
「そのなか」にいる自分に気づきません。
「その外」にでてはじめて、
人は自分が「そのなか」にいたということに気づきます。
それから
「そのなか」にいたときにはわからなかった自分の心が、
自分に見えてきます。
(
長田弘
)
20.
詩を書くことは、目の前の日々から思いがけない真髄を抽きだすということ。
(
長田弘
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ 日別名言メニュー
→ 今日の名言(テーマ別)
→ 今日の名言(星 座 別)
→ 今日の名言(血液型別)
→ 日別の名言(テーマ別)
→ 日別の名言(星 座 別)
→ 日別の名言(血液型別)
→ トップページ