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今日の
長田弘の名言
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5月11日
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1.
研がざれば光なしと言うが、感受性もおなじだ。
秘境も絶景もないが、遠くの街の日常を訪ねる旅の時間には、じぶんの感受性を更新できる、不思議な時間が隠れている。
(
長田弘
)
2.
新しい知らない言葉というのは、そのほどんどが、ただ新しい名詞ばかりなのだ。
わたしたちが手にもつ言葉のなかで、新しい知らない名詞だけがとんでもなくふえつづけている。
(
長田弘
)
3.
理解されるために、ことばを使うな。
理解するためにことばを使え。
(
長田弘
)
4.
言葉に害のない言葉はない。
言質(げんち)をあたえない言葉なんてない。
(
長田弘
)
5.
人は、ことばを覚えて、幸福を失う。
そして、覚えたことばと
おなじだけの悲しみを知るものになる。
(
長田弘
)
6.
日常の言葉には、
辞書にはけっして見つけられない、
とても大事な意味がたくさんあります。
(
長田弘
)
7.
思索とは、秘められた激怒にほかならない。
(
長田弘
)
8.
この世に足りないものなんて、何もないのだ。
(
長田弘
)
9.
日常の生き方、日々を生きる姿勢というのは、それぞれの日常の振るまいにそのまま表れます。
(
長田弘
)
10.
読書は、自分が自分にかける電話のようなもの。
自分で自分と話をする方法なのです。
(
長田弘
)
11.
ホンモノじゃないとだめだということに囚われると、ニセモノをホンモノといいたてるイカサマに往々にして囚われるようになる。
(
長田弘
)
12.
後から見ればまっさきに明らかなことが、そのときはまっさきに問題の外におかれるままになる。
けれども、どのように問題の外に遠ざけられても、明らかな問題は明らかなまま、最後までのこります。
(
長田弘
)
13.
今日の時間というのは季節を持たない時間、時計が刻む時間です。
近代が作ってきた社会というのは、時計が刻む時間を元にしてきました。
(
長田弘
)
14.
原因があって結果がある
というのは真実ではない。
事実はちがう。
はじめに結果がある。
それから、気づかなかった
原因にはじめて気づく。
(
長田弘
)
15.
ことばが信じられない日は、
窓を開ける。
それから、
外にむかって、静かに息をととのえ、
齢の数だけ、深呼吸をする。
ゆっくり、まじないをかけるように。
そうして、目を閉じる。
十二数えて、目を開ける。すると、
すべてが、みずみずしく変わっている。
目の前にあるものが、とても新鮮だ。
(
長田弘
)
16.
不幸は数えない。
死んだ人間に必要なのは、よい思い出だけだ。
(
長田弘
)
17.
タイトルを聴くだけで、その歌が自分のなかに呼び覚ます風景を思い起こす。
その歌に歌われている風景を思いだすのではなく、それぞれがそれぞれに思いだすのは、自分がその歌の向こうに見いだしてきた、自分をささえるものとしての風景です。
(
長田弘
)
18.
世界のうつくしさは、
たぶん悲哀でできている。
(
長田弘
)
19.
死の知らせを聞くと、
どうしてか近しく、懐かしく思われる。
そうなのだ。
もっとも遠い距離こそが、
人と人とをもっとも近づけるのだ。
(
長田弘
)
20.
広い空の下に一人でいればわかる。
人間はじぶんでかんがえているほど確かな存在などではないのだ。
(
長田弘
)
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