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11月10日
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1.
年をとると
目も耳も歯も悪くなり
手も足も不自由になり
できないことが増え
食べられないものが増え
楽しみが減っていく
だがそのおかげで
この世に未練がなくなり
いつ死が訪れたとしても
心穏やかに死んでいける
そんなふうに
人間は作られていて
老いるという仕組みは
実にうまくできているのだ
(
七瀬音弥
)
(
Nanase Otoya
)
2.
見たとたん好きになる「一目ぼれ」のほかに、
さわったとたん好きになることだってある。
(
ウラジーミル・ナボコフ
)
(
Vladimir Nabokov
)
3.
よき配偶者たるには、
よき市民であれば足る。
それ以上の資格は
人々の好悪(こうお)によって定まることで、
趣味により思想により、
甲にとっての良配も、
乙の眼には悪配と見えることがないにはかぎらぬ。
(
山川菊栄
)
(
Yamakawa Kikue
)
4.
(人や何かとの出会いの中で)唯一、
出会った瞬間に、
奇跡に似た感情を抱くのが
ひと目惚れで、
たまには、ひと目惚れなどしてみると、
出会うことの奇跡がおさらい出来る。
(
吉田篤弘
)
(
Yoshida Atsuhiro
)
5.
苦しみの中でも、
一番深く僕たちの心に突き入(い)り、
僕たちの眼から一番つらい涙をしぼり出すものは、
自分が取り返しのつかない過ちを犯してしまったという意識だ。
(
吉野源三郎
)
(
Yoshino Genzaburou
)
6.
主人の目は馬を肥やす。
(
クセノフォン
)
(
Xenophon
)
7.
「さよなら」は大切な言葉だ。
しっかりと、美しくいおう。
別れの一瞬、
相手の眼もちゃんと見て、
「さよなら」といって、
それから会釈をしよう。
(
草柳大蔵
)
(
Kusayanagi Taizou
)
8.
ひとびとの耳目(じもく)に四方八方から飛びこんでくる
各種の政治的イデオロギーの宣伝戦は
おたがいに相殺しあって、
彼らを政治的行動に赴(おもむ)かせる代りに
むしろしばしば、
政治一般にたいする反感と嫌悪感をかきたてる作用として働くのである。
(
丸山眞男〔丸山真男〕
)
(
Maruyama Masao
)
9.
自分の眼をまっすぐに内部に向けよ、
さすれば心の中に、千の地域を見出すであろう。
まだ発見されたことのないそこを旅して、
自分の宇宙誌の権威者となれ。
(
ウイリアム・ハビントン
)
(
Wiliam Habington
)
10.
私は私だけの生を紡(つむ)いでいく。
全世界を覆うこのペシミズム、この沈潜に関わることを、私は断固拒否する。
目に目隠しを、耳には耳栓をする。
殺されるのなら、踊りながら殺される。
(
アナイス・ニン
)
(
Anais Nin
)
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