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8月8日
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1.
本を閉じて、目を瞑(つむ)る。
おやすみなさい。すると、
暗闇が音のない音楽のようにやってくる。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
2.
例えば秋声(=徳田秋声)とか白鳥(=正宗白鳥)とかいう人々が
今も昔乍(なが)らのものを書いていて
やはり人を引きつけるものを持っているのは、
ああいう人々は
自然主義的ものの見方と一緒にもう一つのもの、
一口に言えば現実の冷い作家たる観察眼をもっている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
涙は、たいていの場合、
心からよりも眼から流れ出る。
(
ロシアのことわざ・格言
)
(
Russia saying
)
4.
自分の足元を
見つめ直すことです。
淡々とした日常の生活に
目を向けることです。
そこには
小さな幸せがたくさん落ちています。
(
森本哲郎
)
(
Morimoto Tetsurou
)
5.
どうも、道草をして、旅に出ている気分になるには、飲んだり、食べたりに限るようである。
駅の売店でかけ蕎麦を食べていても廻りの眺めは眼に入って、弁当売りの声を聞いているだけでも、自分が旅をしていることが感じられる。
(
吉田健一
)
(
Yoshida Kenichi
)
6.
女は目の天国、
財布の煉獄(れんごく)、
魂の地獄。
(
スペインのことわざ・格言
)
(
Spain saying
)
7.
私にとつて、
草はよしそれがどんなに小さい、果敢(はか)ないものであつても、
それは地に潜んでゐる生命の眼であります。
触覚であります。
温覚であります。
(
薄田泣菫
)
(
Susukida Kyuukin
)
8.
なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが
ふかくなり
いのちの根が
ふかくなる
(
相田みつを
)
(
Aida Mitsuwo
)
9.
凧の子の恍惚(こうこつ)の眼に明日(あす)なき潟(かた)
(
能村登四郎
)
(
Nomura Toshirou
)
10.
ナショナリズムに酔うこと自体がわるいというのではない。
酔うことによって、たとえば、
酔わない人、酔えない人を
「なんだこいつは」と白い目で見始めることが
おそろしいのである。
(
小田実
)
(
Oda Makoto
)
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