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4月10日
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1.
人から受けた印象と云(い)うことに就(つ)いて
先(ま)ず思い出すのは、
幼い時分の軟らかな目に刻み付けられた
様々な人々である。
年を取ってからはそれが少(すくな)い。
あってもそれは少年時代の憧れ易い目に、
些(ちょ)っと見た何の関係もない姿が
永久その記憶から離れないと云うような、
単純なものではなく、
忘れ得ない人々となるまでに、
いろいろ複雑した動機なり、原因なりがある。
(
泉鏡花
)
(
Izumi Kyouka
)
2.
ネットでは情報はフィルタリングされているし、
自分の興味のあること、好きなものしか見ない。
本屋にいれば、
関心のないジャンルの情報まで目に飛び込んでくる。
本屋には、ネットにはない文脈があるのだ。
(
小島秀夫
)
(
Kojima Hideo
)
3.
道に迷っている目の不自由な人に「どうしました?」と話しかける時、僕には無意識の優越感がなかったのか。
お年寄りに話しかける時、ハンディキャップを持った人に話しかける時、対等な関係ではなく、「あなたを守りますよ」という無意識に見下す意識がなかったのか。
たぶん、あったんじゃないか。
(
鴻上尚史
)
(
Koukami Shouji
)
4.
美人は眼の天国、
頭の地獄、
財布の煉獄(れんごく)である。
( 作者不詳 )
5.
起きる時
あの人の心は軽やかで
楽しい空想で眼が生きいきと輝き
喜悦が魂を高揚させ、
声音を調えますように。
あの人にとって地球上の万物が、
あの人自身の生命の渦の一環として
存在しますように。
(
サミュエル・テイラー・コールリッジ
)
(
Samuel Taylor Coleridge
)
6.
葉一つに心をとられ候(そうら)わば、
残りの葉は見えず。
一つに心を止めねば、
百千の葉みな見え申し候(そうろう)。
是(これ)を得心したる人は、
即ち千手千眼の観音にて候。
(
沢庵宗彭[沢庵和尚]
)
(
Takuan Oshou
)
7.
人にも盛りのときがあり、
それが過ぎれば、
年をとって死ななければならない、
ということがわかっていなかったら、
何か美しいものが
もし未来永劫にわたって
たえず変わらず美しかったとしたら、
それはぼくを喜ばすかもしれないが、
ぼくはそれを冷たい目で見、
こんなものはいつだって見られる、
何もきょうでなくてもいい、
と考えるだろう。
(
ヘルマン・ヘッセ
)
(
Hermann Hesse
)
8.
人間は、内容よりも外見で判断しがちなものである。
誰でも眼は持っているが、
洞察の才を持っている者は稀である。
(
マキャヴェリ
)
(
Niccolo Machiavelli
)
9.
女は嘘をつくとき、目を見て嘘をつく。
( 池内ひろ美 )
10.
優等生の目と耳は発達しているが、
ビジネスマンに必要なのは、
「この話はくさいよ」という嗅覚や、
「うまい話だ」という味覚、
それに、靴の裏で感じとってきた触覚なんですよ。
(
三澤千代治
)
(
Misawa Chiyoji
)
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