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今日の
小林秀雄の名言
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7月12日
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1.
宿命というものは、
石ころのように往来にころがっているものではない。
人間がそれに対して挑戦するものでもなければ、
それが人間に対して支配権をもつものでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
僕等は相手を冷静に観察はするが、
相手にほんとうに魅力ある人間の姿を読む為(ため)には、
観察だけでは足りない。
愛情とか友情とか尊敬とかが要る。
そういうものが
観察した人間の姿を明らかに浮かびあがらせる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
(学生時代)僕はただもう非常に辛く不安であった。
だがその不安からは得をしたと思っている。
学生時代の生活が
今日の生活にどんなに深く影響しているかは、
今日になってはじめて思い当たる処(ところ)である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
青春というものを本当に正面から掴(つか)んで、
これに積極的な表現を与える
という仕事に成功した作家は少いのだ。
才能などではごまかし切れぬのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
真似をするには、
他人の存在が必要であるのみならず、
他人への信頼が必要である。
両者は、
私達の尋常な生活感情のなかでは、
一つのものだ。
私達が人真似を殆(ほとん)ど意識しないのも、
この感情が、
私達には如何(いか)に根強く、又解(わか)り切ったものであるかを語っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
社会は人々の習慣によって生きる。
社会革命とは
新しい習慣をあらたに製造する事だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
作品から思想許(ばか)りを血眼になってあさっている態の評論は、
見た眼がどんなに痛烈にみえようが、
所詮(しょせん)お上品な仕事だ。
作者の臭いとこにも痛いとこにも触れはしない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
絵を見るとは一種の練習である。
練習するかしないかが問題だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
性善説は、
古ぼけた説とも、素朴な説とも思われない。
人間は、他人とともに生きねばならず、
生きるとは他人を信頼する事だ、
そういう智慧(ちえ)には、
社会教育による後天的なものと考えるには、
余り根本的なものがある。
自然は
肉体に健康を授けた様に、
精神にそういう智慧を授けた様だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
文芸の道は
人が一生を賭して余りある
豊富な真実な道の一つだ。
文芸の批評は
人物の批評と何等(なんら)異る処(ところ)はない。
この一種不遜な事業を敢行するには
文芸を愛して恥じぬ覚悟が要る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
現代人は何かにつけ、
現実暴露が、
聡明な人間の特権の様な顔をしているが、
暴露された現実には、
もはや人間の影がなくなっているという事は、
あまり気にかけない様である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
思い出が、
僕等を一種の動物である事から救うのだ。
記憶するだけではいけないのだろう。
思い出さなくてはいけないのだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
上手に語れる経験なぞは、
経験でもなんでもない。
はっきりと語れる自己などは、
自己でもなんでもない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
恋愛小説の傑作の美しさ、真実さは、
例外なく
男女が自分等の幸福を実現しようとする誓言に基づくのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
濫読(らんどく)による浅薄な知識の堆積というものは、
濫読したいという
向こう見ずな欲望に燃えている限り、
人に害を与える様な力はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
古典とは、
理解されるものというより、
むしろ直覚されるものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
理解するという事と信ずるという事は、
人間が別々の言葉を幾時(いつ)の間にか必要としていた
その事が語っている通り、
全く性質の違った心の働きである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
平和とは休戦期の異名だ、と誰かが言った。
それは本当の様だが嘘である。
頭の中で平和と戦(いくさ)とを比較してみた人の理屈である。
だが実際の平和と実際の戦とは
断然とした区別があるのではあるまいか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
骨折り損のくたぶれ儲けという事がある。
これは骨さえ折れば、悪くしたってくたぶれ位は儲かる
という意味である。
現実的な骨折りをすれば、
くたぶれだって現実的な内容をもっている。
その内容はいつも教訓に溢(あふ)れている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
物を言う能力とは又、
物を言わす能力である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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