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今日の
小林秀雄の名言
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2月7日
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1.
ある人の心理とは、
その人の語る言葉そのものである。
その人の語る言葉の
無限の陰翳(いんえい)そのものである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
己れを知るとは
自分の精神生活に関して自信をもつという事と
少しも異なった事ではない。
自信が出来るから
自分というものが見えたと感ずるのである。
そしてこの自信を得るのには
どんな傑(すぐ)れた人物でも
相当の時間を要するのだ、
成熟する事を要するのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
凡才が容易と見る処(ところ)に、何故(なぜ)、
天才は難問を見るという事が屡々(しばしば)起こるのか。
詮(せん)ずるところ、
強い精神は、容易な事を嫌うからだという事になろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
惟(おも)うにすべての名言は、
万人がわれ知らず心得ているまさしくその点を、
その点のみを射抜いている。
あんまり解りすぎているからこそ解り難い。
この名言の持つ奇妙な性格が
やがて名言が人なかを渡り歩く時に、
あたりかまわず発散させる臭気の源をなす。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
人間は何(なん)と人間らしからぬ沢山の望みを抱き、
とどのつまりは何とただの人間で止(とど)まる事でしょうか。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
常識というもので汚れるくらいやさしい事はない、
ぼんやりと年をとって行けば充分なのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
人生の謎は、
齢をとればとる程深まるものだ、
とは何と真実な思想であろうか。
(中略)人生の謎は深まるばかりだ。
併(しか)し謎は解けないままに
いよいよ裸に、
いよいよ生き生きと感じられて来る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
愛情も憎悪も尊敬も、
いつも唯一無類の相手に憧れる。
あらゆる人間に興味を失う為には
人間の類型化を推し進めるに如(し)くはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
俺に入用なたった一人の友、
それが仮に君だとするなら、
俺の語りたいたった一つの事とは
もう何事であろうと
大した意味はない様である。
そうではないか。
君は俺の結論をわかってくれると信ずる。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
美しい物を所有したいのは人情の常であり、
所有という行為に様々の悪徳がまつわるのは
人生の常である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
今日の若い作家達の教養の貧弱さは
覆うべからざるものだ。
然(しか)し彼等が教養の摂取を怠っている訳ではあるまい。
彼等の教養には、
教養を円熟させる何物かが欠けているのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
僕らの生活は、
僕らの認識によって、
喧嘩にもなるし愛にもなる。
認識とは、非常に面倒なものです。
その面倒なところに人生があるのです。
そこの値打ちを知らないといけない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
証拠が無ければ信じないという
今日の流行思想によって、
お化けは、だんだん追い払われるようになったが、
(お化けの)何処(どこ)から来るとも決してわからぬ(という)恐怖に襲われる事は、
人間らしい傷つき易い心を持って
生活をつづける限り、
無くなりはしないのです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
命の力には、
外的偶然をやがて内的必然と観ずる
能力が備わっているものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
言語という便利な道具を、有効に生活する為に、どう使うかは後の事で、
先(ま)ず何を措(お)いても、
生(なま)の現実が意味を帯びた言葉に変じて、語られたり、聞かれたりする、
先ずそれだけで、
私達にとっては充分な、又根本的な人生経験であろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
文学文学と一と口にいうが、
文学だって生き物の様に育つもので、
ほんとうの文学になるのには
年月がかかる。
作品が生産され、
歴史という公平無私な大批評家の手にかかり、
はじめてほんとうの文学作品として落着くのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
批評精神の赴(おもむ)くところ、
消えないものはない
と悟るだろう。
最後には、
諸君の最後の拠(よ)りどころ、
諸君自身さえ、
諸君の強い批評精神は消して了(しま)うでしょう。
そういうところまで来て、
批評の危険を経験するのです。
自分にとって危険であると悟るのです。
そういう体験のなかで、
批評という毒が創造の糧(かて)に変ずる機会があるのです。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
批評とは
生命の獲得ではないが発見である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
子供は
全力を挙げて大人になろうと努力しているので、
その努力は
大人が屡々(しばしば)洩(も)らす
子供に還(かえ)り度(た)いという感想の様な
生易しいものではあるまい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
私達は、
好き嫌いの心の働きの価値を、
ひどく下落させて了(しま)った。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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