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今日の
木の名言
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8月3日
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1.
私たち人間は身近な人の世話になっているという意識はあっても、見も知らぬ他人の力を借りて生きているという意識を欠いています。
しかし、花に花粉を媒介してくれる虫や鳥や風や水があるように、人間の幸福の実りに花粉を媒介してくれる無数の他者がいる筈です。
(
吉野弘
)
(
Yoshino Hiroshi
)
2.
大学のさびしさ冬木のみならず
(
加藤楸邨
)
(
Katou Shuuson
)
3.
木々芽吹き競へる色を揃へざる
(
稲畑汀子
)
(
Inahata Teiko
)
4.
切株はじいんじいんと ひびくなり
(
富澤赤黄男
)
(
Tomizawa Kakio
)
5.
水の光り。
日の光り。
やわらかな風。
葉のしたたり。
おおきな木。
花の色。
草の色。
土の色。
鳥の影。
雲の影。
ふだんはいそがしさのなかに忘れてしまっている「何か」が、
それらのあいだにあるとおもう。
いつもは忘れている「何か」、
それが何か思いだせない「何か」、
何かとしかいえない「何か」を思いだしたいとき、
そこにいったら思いだせるような気がする。
そうした心がふっと開かれてゆくような、
開かれた場所が好きだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
まつすぐに鳥のくる木や風ひかる
(
岩田ふみ子
)
(
Iwata Fumiko
)
7.
挿木(さしき)する明日へのこころ淡くして
(
能村登四郎
)
(
Nomura Toshirou
)
8.
自然にはゴミがない、
と言った人がいた。
テツガクだなと思う。
ゴミは必ず人間が生み出すものだ。
つまりゴミは人工物品に限られる。
たしかにそうで、
たとえば山の中の枯葉や枯枝の落ちたのがゴミかというと、
そうは見えない。
そうは感じられない。
樹の根本に枯葉が落ちていても、
それは自然だと思う。
(
赤瀬川原平
)
(
Akasegawa Genpei
)
9.
木の瘤(こぶ)を気骨と思う国ざかい
(
有村王志
)
(
Arimura Oushi
)
10.
人もまた、一本の樹ではなかろうか。
樹の自己主張が枝を張り出すように
人のそれも、見えない枝を四方に張り出す。
身近な者同士、許し合えぬことが多いのは
枝と枝とが深く交差するからだ。
それとは知らず、いらだって身をよじり
互いに傷つき折れたりもする
(
吉野弘
)
(
Yoshino Hiroshi
)
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