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今日の
冬の俳句・川柳
☆
6月26日
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1.
こゝろえて緒口とる雪の宴(うたげ)かな
(
飯田蛇笏
)
2.
雪掴み食べて胃の腑をかがやかす
(
三橋鷹女
)
3.
尋常の死は冬に在り奥座敷
(
三橋敏雄
)
4.
寒桜人もをらずに咲きにけり
(
大峯あきら
)
5.
山眠り鴉(からす)も言葉控へをり
(
堀口星眠
)
6.
一枚の餅のごとくに雪残る
(
川端茅舎
)
7.
影を売るごとく外套を売りにけり
(
能村登四郎
)
8.
枯芒(かれすすき)ただ輝きぬ風の中
(
中村汀女
)
9.
寒いからみんなが凜々(りり)しかりにけり
(
後藤比奈夫
)
10.
生きがひを問はれてさてと懐手(ふところで)
(
荻原正三
)
11.
枯葦の抱へ込みたる群雀
(
中西和美
)
12.
大いなる紅葉(もみじ)の真紅揺らぎをる
(
京極杞陽
)
13.
手を振つて歩けば愉(たの)し霜の声
(
澤本三乗
)
14.
キヤラメル買つて寒夜(かんや)故(ゆえ)なく淋しめる
(
岡本眸
)
15.
現し身(うつしみ)の寒極まりし笑ひ声
(
岡本眸
)
16.
縁側にどうと倒れて日向ぼこ
(
京極杞陽
)
17.
一つづつみかんの坐る机かな
(
石田郷子
)
18.
踏み込んでならぬ深さの雪と見し
(
稲畑汀子
)
19.
冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな
(
大野林火
)
20.
日向ぼこ旅にあること忘れつつ
(
稲畑汀子
)
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