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ラッキョウの名言
1.
愛の実体を追求しすぎることは、ラッキョウの皮をむくようなもので、
ムキすぎると無くなってしまいます。
(
伊藤整
)
(
Itou Sei
)
2.
らっきょうの皮を、むいてむいて、しんまでむいて、何もない。
きっとある、何かある、それを信じて、
また、べつの、らっきょうの皮を、むいて、むいて、何もない、
この猿のかなしみ、わかる?
……
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(
太宰治
)
(
Dazai Osamu
)
3.
恋し合ったはじめは、
相手の着物の下に何が隠されているか、
さらには、
その皮膚の下に何が隠されているか、
頭の中にどんな考えが、
躯(からだ)の中にどんな過去が……、
とすこぶる不安定な状態といえる。
そういう未知のヴェールが、
一枚ずつずり落ちてゆき、やがて、
ラッキョウの皮の最後の一枚を剥(は)がすと
パッとなにもなくなるように、
恋もその瞬間に消えてしまう。
……
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(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
どんなに馴染み合った同士でも、
相手の実像を掴もうとすると、
ラッキョウの皮をつぎつぎに剥(む)いてゆくような状態に陥りやすい。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
(中に)何があるんだろうと、
一枚一枚、皮を剥(めく)ってゆきたくなる(むいたら、何もないらっきょうかもしれないが)衝動が、
恋のエネルギイかしら。
……
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(
田辺聖子
)
(
Tanabe Seiko
)
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