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今日の
山本周五郎の名言
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10月10日
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1.
よき一編の小説には、
活きた現実生活よりも、
もっとなまなましい現実があり、
人間の感情や心理のとらえがたき明暗表裏がとらえられ、
絶望や不可能のなかに、
希望や可能がみつけだされる。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
2.
人間はね、
食欲とさ、異性相慕の情とで生きているんだよ、
権勢欲とか名誉欲とか、その他もろもろの欲望は
従属的なものでさ、
根本はこの二つなんだよ。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
3.
善悪の区別は
集団生活の約束から生れたもので、
「人間」そのものをつきつめて考えれば、
そういう区別は存在しない。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
4.
もともと、人間が人間を裁くということが間違いだ、
しかし世間があり秩序を保ってゆくためには、
どうしたって検察制度はなければならないし、
人間が裁く以上、
絶対に誤審をなくすこともできないだろう。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
5.
温床でならどんな芽も育つ、
氷の中ででも、
芽を育てる情熱があってこそ、
しんじつ生きがいがあるのではないか。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
6.
独りぐらしは不自由であろう、
と一般には考えられているようだが、
それは考えすぎか考え不足からきた誤解である。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
7.
主従とか夫婦、友達という関係は、
生きるための方便か単純な習慣にすぎない、
それは眼に見えない絆(きずな)となって
人間を縛る、
そして多くの人間が
その絆を重大であると考えるあまり、
自分が縛られていることにも気がつかず、
本当は好ましくない生活にも、
いやいやひきずられてゆくんだ。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
8.
法律の最も大きい欠点の一つは
悪用を拒否する原則のないことだ、
法律の知識の有る者は、
知識の無い者を好むままに操縦する。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
9.
正しい人間には
味方なんか要(い)らないものだ、
なぜかと云(い)えば、
正しいということが
なにより強い大変な味方だから。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
10.
人間の生きかたは一つしかないんだ。
貸方(かしかた)になるか
それとも借方(かりかた)に廻(まわ)るか──
大事なのは金ではなく、
金のどちら側へ立つかなんだ。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
11.
人も世間も簡単ではない、
善意と悪意、潔癖と汚濁、
勇気と臆病、貞節と不貞、
その他もろもろの相反するものの総合が
人間の実態なんだ、
世の中は
そういう人間の離合相剋(そうこく)によって
動いてゆくのだし、
眼の前にある状態だけで
善悪の判断はできない。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
12.
煩悩は、
かくあるだろうという疑惧(ぎく)について起る。
現前の事実には「煩悩する」いとまはない。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
13.
人生は相撲なのだ、
家主や商人どもは
つづめて云(い)えば
身長体重共に君より勝(まさ)っている力士と云うに過ぎぬ、
君は非力で軽量で技が無い力士だ、
しかし相撲(=力士)が土俵に登る場合に
そんな条件の差でへこたれて居られるか。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
14.
文学には良い文学と悪い文学があるだけだ。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
15.
踏み削られ、形を変え、
しだいに小さくなってゆく。
それがここにあるこの岩の、
どうにもならない運命だ。
どんなにもがいても
その枠からぬけ出ることはできない。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
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