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今日の
外山滋比古の名言
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7月8日
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1.
近年、思考という語が
一種の流行のようになった観がある。
何でも思考と結びつけないと安心できない。
機械的記憶を大切にしてきた反動かとも思われるが、
とにかく、思考とは何か、
その概念が案外はっきりしていない。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
2.
失敗は幸運の女神の化身である
と考える人がすくないのは不思議である。
傷のあった方がうまいのは
リンゴにかぎらない。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
3.
よいから(=よい場所だから)といって、
再訪したり、何度も訪れたりしていれば、
はじめはおもしろいと思ったものが
陳腐になったり、あきるようになるかもしれない。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
4.
いくつかを同時実行すれば、
どうしても、(個々は)休み休み、になる。
それが、頭の好むところでもあって、
忘却は、(複数同時実行で)忙しいほど進む。
(複数同時実行で)忙しい人ほど、
(重要でない知識が掃除されて)頭がよく働くことになる。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
5.
たとえ、どんなに悲しくとも、
十七音の字面(じづら)に悲しさが顔を出しては、
俳句らしさは死んでしまう。
外形的には
どこにも悲しさや、それに類する言葉の姿が見えないでいて、
一見いかにも、
花鳥風月に遊んでいるようでありながら、
しかも、空間から惻々(そくそく)たる哀愁が迫ってくる、
というのが俳句の叙情である。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
6.
個々の経験、考えたことを一般化して、
普遍性の高い形にまとめておくと、
同類のものが、
あとあとその形と照応し、
その形式を強化してくれる。
つまり、自分だけの“ことわざ”のようなものをこしらえて、
それによって、
自己の経験と知見、思考を統率させるのである。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
7.
本が売れた、雑誌が売れる、といって喜び、
売れないといって嘆くだけではしかたがない。
本当に読めているのか
(=本当の意味でその内容を読者が読めているのか)が
問題にされるべきであろう。
本当には読めていない読者がいくら多くてもしかたがない。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
8.
(乱談では)
あった話ではなく、
未来に向かって浮世ばなれたことを、
みんなでつつき合ってたのしむ。
そうすると、
めいめいの頭のはたらきが、
はっきりよくなる──
そういう仮説のもとに
心おきなく、何でも思ったことをしゃべる。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
9.
人間誰しも時に冷たい心を持たないものはないが、
冷たい心にはいつも適当な着物を着せるのが
文明人というものだ。
その着物を虚飾だといって脱ぎすててしまえば
ハダカの合理主義になって人を傷つける。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
10.
読書の愉しみは、
ありあまる時間をもてあまして読む本からではなく、
忙しくて忙しくて、することが山ほどあるが、
それを放り出して、こっそり、
いくらかの罪の意識をもって読む本から、
最も鋭く感じられるらしい。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
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