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今日の
鳥全体の名言
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9月29日
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1.
水の光り。
日の光り。
やわらかな風。
葉のしたたり。
おおきな木。
花の色。
草の色。
土の色。
鳥の影。
雲の影。
ふだんはいそがしさのなかに忘れてしまっている「何か」が、
それらのあいだにあるとおもう。
いつもは忘れている「何か」、
それが何か思いだせない「何か」、
何かとしかいえない「何か」を思いだしたいとき、
そこにいったら思いだせるような気がする。
そうした心がふっと開かれてゆくような、
開かれた場所が好きだ。
(
長田弘
)
2.
寝ぶそくの日や輝きて木の芽(このめ)と鳩
(
八田木枯
)
3.
つばくらや嫁(か)してよりせぬ腕時計
(
岡本眸
)
4.
鳴く雁を仰ぐ六才ともなれば
(
辻田克巳
)
5.
うらうらに照れる春日(はるひ)にひばり上がり
心悲しもひとりし思へば
(
大伴家持
)
(
【『万葉集』
)
6.
燕くる空を綺麗にして待てば
(
宇多喜代子
)
7.
夏鳥はわが化身なれ沖つ石(おきついし)
(
佐藤鬼房
)
8.
雫(しずく)かと鳥もあやぶむ葡萄かな
(
加賀千代女
)
9.
地下足袋をはいてお庭を歩いてみたら、
鳥やけものが、はだしで地べたを歩いている気軽さが、
自分にもよくわかったような気がして、
とても、胸がうずくほど、うれしかった。
(
太宰治
)
10.
けふも来てゆるき糞する小鳥かな
(
大木あまり
)
11.
闘(たたこ)うて鷹のゑぐりし深雪(みゆき)なり
(
村越化石
)
12.
部屋に椅子一つあるのみほととぎす
(
堀口星眠
)
13.
大鷹の空や一期(いちご)の礼をなす
(
宇多喜代子
)
14.
鳥が大気の抵抗に逆らって飛び立つように、
逆境に挑む力こそが、
人間を飛翔させるのだ。
(
アウグスト・ロア=バストス
)
15.
僕は突然、
生存の歓喜にうち顫(ふる)える。
生きること、生きていること、
小鳥が毎朝、
泉で水を浴びて甦(よみがえ)るように、
僕のなかの単純なもの、素朴なもの、
それだけが、ただ、
僕を爽やかにしてくれる。
(
原民喜
)
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