名言ナビ
→ トップページ
今日の
田辺聖子の名言
☆
10月6日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
みんな(※が)きらう人、なんてのはいるけど……、みんな(※が)ホメる人って、どこかヘンなんではないか。
みんながホメるというのは、どこかおかしい。
あり得ない。
なんか、ウソついてるところがあるのではないか。
どこか、まやかしがある。
でないと、みんな(※が)ホメるはずはない。
(
田辺聖子
)
2.
女は、ヨソの人と同じような形での幸福をのぞみつつ、それでもなお、ひとあじちがう人生を、と考えているのではなかろうか。
(
田辺聖子
)
3.
人がその生涯にひきおこすさまざまの事件の祖型(そけい)は、すでに子ども時代に出来ている。
(
田辺聖子
)
4.
男の匂いが近くにする、というのは、わりに女を弾ませるものである。
(
田辺聖子
)
5.
アホにアホいうもん、ほんまのアホじゃ。
(
田辺聖子
)
6.
わたしは何によらず、人をとっちめる、なんてことはイヤだ。
苦しまぎれにむしゃぶりつかれたり、最後っ屁(ぺ)をかがされたりすると気がわるいから、なるったけ、人をそこまで追いこまないようにしている。
(
田辺聖子
)
7.
面白い人間というのは、
マジメ律儀小心な男の中にもいる。
(
田辺聖子
)
8.
人間にとって鏡ほど面白いみものはないのではないか。
(
田辺聖子
)
9.
どだい、若い男がぐでんぐでんに酔っぱらうことはないじゃないか。
若いヤツらが酔うことはほかにいくらも、あるだろうじゃないか。
(
田辺聖子
)
10.
日本の社会のオトナは
オトナの生活を守る識見がないから、
甘んじて子供の跳梁(ちょうりょう)(自由にはねまわること)にまかせている。
日本ではオトナの人生まで、
子供に蹂躙(じゅうりん)され(踏みにじられ)つくして、
なすすべもないのである。
(
田辺聖子
)
11.
作為的に堰(せ)きとめ、食い止めなければならぬことが人生にはある。
そうしなければ、とめどなく、水を指ですくうように洩れ出てしまうことが、人生にはある。
(
田辺聖子
)
12.
一人ぐらしなんて、人間の幸福の極致じゃないのか?
(
田辺聖子
)
13.
ワルでなければ、不倫の資格はない。
不倫でなければ、生きるセイ(=張り合い)がない。
(
田辺聖子
)
14.
上機嫌、なんていうハカナゲな気分は蜃気楼(しんきろう)のようなもので、手につかまえられないからすぐ消えてしまう。
だから多くの人は価値を与えないけど、私は、どんな財宝やどんな卓見や芸術よりも、人間の上機嫌を上においている。
(
田辺聖子
)
15.
彼のネクタイから靴下まで好き、という気持ちは、欲情の一種である。
(
田辺聖子
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ