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3月16日
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1.
市民運動などに気味の悪さを感ずる人間が少なからず存在するのに対し、
スポーツで汗を流す若者を見て不快感を催す人間が先(ま)ずいない
というのも不思議である。
そこがスポーツの危険なところでもある。
誰の目にも良いと映ること、
誰もが素晴らしいと感じ、正しいと信じて疑わないことこそが
実は怪しいのである。
(
竹内久美子
)
(
Takeuchi Kumiko
)
2.
藪(やぶ)つ蚊を打つまでは目の澄んでゐし
(
藤井あかり
)
(
Fujii Akari
)
3.
「さよなら」は大切な言葉だ。
しっかりと、美しくいおう。
別れの一瞬、
相手の眼もちゃんと見て、
「さよなら」といって、
それから会釈をしよう。
(
草柳大蔵
)
(
Kusayanagi Taizou
)
4.
片方の目をなくして、
もう片方の目の値打ちがわかる。
(
ジョージ・ハーバート
)
(
George Herbert
)
5.
うしろにも眼がある教師日向ぼこ
(
森田峠
)
(
Morita Touge
)
6.
ちらと目をあげてもさむく街をゆく
(
京極杞陽
)
(
Kyougoku Kiyou
)
7.
牛の眼のとろりと草に蝶々かな
(
安藤橡面坊
)
(
Andou Tochimenbou
)
8.
最初の恋文は眼から放たれる。
(
フランスのことわざ・格言
)
(
France saying
)
9.
人間というのは複雑な動物で、
誰でもみんな心の中にいろんな側面をもっています。
やさしい面と意地悪な面。
ケチくささと気前のよさ。
冷たい眼とか温かい心
──などが、あれこれ同居しているもののようです。
(
沢村貞子
)
(
Sawamura Sadako
)
10.
(病気で熱っぽく気だるい時には)
蒲団の中で黙って目を瞑っていても決して退屈しないのである。
なにやら奇怪な幻想が、心臓の鼓動にあわせて、とめどもなく湧き起り、また変化する。
(
伊丹十三
)
(
Itami Juuzou
)
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