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今日の
小林秀雄の名言
☆
12月28日
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1.
社会的伝統というものは奇怪なものだ。
これがないところに
文学的リアリティというものも亦(また)考えられない
とは一層奇怪なことである。
伝統主義がいいか悪いか問題ではない。
伝統というものが、
実際に僕等に働いている力の分析が、
僕等の能力を超えている事が、言いたいのだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
美しいものは、
諸君を黙らせます。
美には、
人を沈黙させる力があるのです。
これが美の持つ根本の力であり、
根本の性質です。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
人は様々な可能性を抱いてこの世に生まれて来る。
彼は科学者にもなれたろう、
軍人にもなれたろう、
小説家にもなれたろう、
然(しか)し彼は彼以外のものにはなれなかった。
これは驚く可(べ)き事実である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
買ってみなくてはわからぬ、
とよく骨董好きはいうが、
これは勿論(もちろん)、
美は買う買わぬには関係はない
と信じている人々に対していうのであって、
骨董とは買うものだとは
(骨董)仲間ではわかりきったことなのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
(小説中に)「愛情は金だ」などという言葉が飛び出して来ると、そのまま素直に受けられない様な気がする。
こんな言葉は大した言葉で、こういう言葉が処(ところ)を得てうまく納(おさま)る様な小説はそう誰にでも書け様(よう)とは思わぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
強力な芸術も亦(また)事件である。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
或(あ)る人の素質とは、
その人自身にも決して明瞭な所有物ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
正しいが故(ゆえ)に美しい学問のなかとか、
美しいが故に正しい芸術のなかとか、或(ある)いは
日に新たな処世術のなかにさえいれば、
精神はどんなに烈しく動いても
疲れる様な気遣いはない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
万人のために書かれた一流文学作品も、
精読される機会というものを、
そうたんと持っているものじゃない。
ましてや、
極少数の読者を相手にする、
或(あるい)は事実上相手にせざるを得ない文学的表現、
というより寧(むし)ろ文学志望的表現が、
精読される機会は実に絶望的に少い。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
自分は充分に孤独であると思っている者であっても、
人々と共にいなければ
孤独ではない。
人間はみなそうだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
11.
モオツァルトは、目的地なぞ定めない。
歩き方が目的地を作り出した。
彼はいつも意外な処(ところ)に連れて行かれたが、
それがまさしく目的を貫いたという事であった。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
12.
覚悟というものは、
増やそうとして増えるものでもないし、
精(くわ)しくしようとして精しくなるものでもない、
覚悟するかしないか二つに一つ
という簡明な切実なものである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
13.
選手たちは、
定められた秩序や方法を、
制約とは少しも感じていない。
規律があることが楽しいのである。
まず規約がなければ、
自由な努力などすべてむなしい
というむずかしい問題を、
楽々と解いている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
14.
分析はやさしい、
視点を変える事は難しい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
15.
何故(なぜ)人間は、実生活で、
論証の確かさだけで人を説得する不可能を承知し乍(なが)ら、
書物の世界に入ると、
論証こそ凡(すべ)てだという
無邪気な迷信家となるのだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
16.
詩歌とは畢(たん)に鶯(うぐいす)の歌ではない。
やがて強烈な自意識は
美神を捕えて
自身の心臓に幽閉せんとするのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
17.
人間は戦う直前に
何か知らない一線を飛び越える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
18.
(母親は)私という子供は「ああいう奴だ」と思っているのである。
世にこれ程見事な理解というものは考えられない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
19.
答えを予想しない問いはなかろう。
あれば出鱈目(でたらめ)な問いである。
従って、先生の問いに正しく答えるとは、
先生が予(あらかじ)め隠して置いた答えを見付け出す事を出ない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
20.
常識感は、
健康感の様に深く隠れていて、
(健康感が)病気だけを意識する様に、
非常識なものだけを意識する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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