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今日の
小林秀雄の名言
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12月20日
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1.
(日本文化を語る際)
飜訳文化という軽蔑的な言葉が屡々(しばしば)人の口に上(のぼ)る。
尤(もっと)もな言い分であるが、
尤もも過ぎれば嘘になる。
近代の日本文化が飜訳文化であるという事と、
僕等の喜びも悲しみもその中にしかあり得なかったし、
現在も未だ(その中にしか)ないという事とは
違うのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
どんな強い精神力も境遇を必ずしも改変し得ないが、
強い精神力が何かのかたちで利用出来ぬほど
絶望的な境遇というものは存(そん)しない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
僕は伝統主義者でも復古主義者でもない。
何に還(かえ)れ、彼にに還れといわれてみたところで、
僕等の還るところは現在しかないからだ。
そして現在に於(おい)て
何に還れといわれてみた処(ところ)で
自分自身に還る他はないからだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
どんなに精密に書かれた書物でも、
陰で作者の気質が光って居るのが覗(のぞ)けないものは
愚書だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
誰も、己れの心を、
自分の感じ方でしか感じはしないし、
己れの語り方でしか語れはしない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
先(ま)ず直覚しない聡明は、
何事もなし得ぬものである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
(小説中に)「愛情は金だ」などという言葉が飛び出して来ると、そのまま素直に受けられない様な気がする。
こんな言葉は大した言葉で、こういう言葉が処(ところ)を得てうまく納(おさま)る様な小説はそう誰にでも書け様(よう)とは思わぬ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
いまは学問が好きになるような教育をしていませんね。
だから、学問が好きという意味が全然わかっていないのじゃないかな。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
作家は功利的目的を目指す事は出来ない、
目的を所有するのみだ、
丁度人の目指す幸福なんてものが世の中にはない様に、
人に所有された幸福だけがある様に。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
常に見られる進歩派と保守派との対立は、
伝統の問題には、恐らく何(な)んの関係もあるまい。
両者が争っている対象は、
伝統というよりむしろ怠惰な精神にも自明な習慣というものだ、
と言った方がいいだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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