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今日の
小林秀雄の名言
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10月14日
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1.
歌や詩は、
解(わか)って了(しま)えば、それでお了(しま)いというものではないでしょう。
では、詩や歌は、わからぬものなのか。
そうです。
わからぬものなのです。
この事をよく考えてみて下さい。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
2.
読者は小説を読み、世の風俗や習慣や、乃至は感情や思想に就いて多くを学んだ積りでいるだろうが、ほんとうの処は、自分が世間を理解している以上のものは、何にも小説から汲みとっていやしないのだ。
いい小説は読者が進歩すればする程進歩する。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
ただ単に現代に生まれたという理由で、
誰も彼もが、殆(ほとん)ど意味のない優越感を抱いて、
過去を見はるかしております。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
4.
凡ては永久に過ぎ去る。
誰もこれを疑う事は出来ないが、
疑う振りをする事は出来る。
いや何一つ過ぎ去るものはない積りでいる事が、
取りも直さず僕等が生きている事だとも言える。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
5.
惟(おも)うにすべての名言は、
万人がわれ知らず心得ているまさしくその点を、
その点のみを射抜いている。
あんまり解りすぎているからこそ解り難い。
この名言の持つ奇妙な性格が
やがて名言が人なかを渡り歩く時に、
あたりかまわず発散させる臭気の源をなす。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
本当に都会人の心をもった人だけが
今日(こんにち)の都会に生きる事のつらさを
一番よく知っているだろう。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
7.
人間は他人を説得しようなどと思わぬ人間にしか
決して本当には説得されないものである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
作家は仕事の他、
結局救われる道はないものだ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
9.
人々は、
作品から各自の持っている処(ところ)だけをもらうのだ、
と言ってもいいので、
大小説も駄小説も等しく面白がる事が出来る。
つまり同じものを読んでいるのだ、
一般読者には傑作愚作の区別はない
と言っても過言ではない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
10.
青春というものを本当に正面から掴(つか)んで、
これに積極的な表現を与える
という仕事に成功した作家は少いのだ。
才能などではごまかし切れぬのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
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